>>909
家康は小早川軍が自軍を攻撃してきた場合の備えなど、何もしてないんだがな。
何の策もないのは、毛利の傍観と小早川の裏切りだけが頼みの家康だ。
小早川軍が東軍左翼に突入すれば、それに連動して日和見していた西軍諸将も東軍攻撃に参戦する。
それは史実と同様。
それで一進一退の前線の均衡が一気に崩壊し、東軍は総崩れ。
その影響は即座に後方部隊にも伝播する。
一旦崩壊した軍の統制など、どんな名将でも不可能。
当然南宮山の毛利勢や、長束、安国寺、長宗我部も参戦する。
戦局が明らかに西軍有利に展開すれば、吉川広家が戦意満々の毛利秀元をこれ以上押し留めるのは不可能で、
広家の傍観の前提である東軍勝利は霧散するため、広家は変節して徳川に襲い掛かる。
勢いに乗り参戦する数を増殖させる西軍と戦意喪失して数を減らしていくだけの東軍とでは、
どっちに分があるか子供でも分かる理屈だ。
しかも東軍は東西から挟み撃ち。どう間違っても東軍に勝ち目なし。

戦国武将が戦に臨んで考える事は、己の手柄のみ。
眼前に絶好の功名の機会が転がっているのに、政敵の戦後の隆盛を気にして何もせず傍観を選ぶキチガイは、
戦国の世のどこを探してもいない。
そんな事をすれば、西軍勝利の暁に武将としての信用を失墜させ失脚するのは広家自身。
それこそ吉川広家の戦国武将としての汚点だ。


>>910
単なる結果論。