>AとB二つの事実が有るとき 誰かがAと主張した。するとその人物がBを否定したと詭弁を使う>>517
だが今までの言動を見る限り、Bの側面を無視している言動が多々あるが?
見栄えに関しても触れていたと主張しているというのならそれでも構わないけど。

>その内の防護目的があるというのは馬に乗って戦闘が行われていた何よりの証拠。
何度も述べたことだが戦国時代においての馬鎧は防護という側面を持っていることは事実であるが後北条氏の
例から見ても、馬鎧は防護というよりも軍容を誇るための装飾目的の面の方が非常に強かったということであって
騎乗戦闘の存在そのものの有無を否定しているわけではない。

>なんで武田、上杉などの着到状が、なんで「馬鎧が使われていた→騎乗戦闘が行われていた」
という主張を否定する理由になるんだ?

まず戦国時代において後北条氏の場合、何度も説明してきたように馬の防護目的よりも軍容を誇る装飾目的の
傾向が高いことが着到状や関連文書から伺える。武田、上杉などの諸大名においては着到状や関連文書から
多い者で数十騎もの騎馬武者の記述がみられるものの、馬鎧に関する記述はみられない(一部では使用されていたのかも
しれないが見たことがない。知っている方は情報を提供してもらいたい)。
何がいいたいかというと、しつこいようだけども、戦国時代において騎乗戦闘の有無が馬鎧の有無に直接直結しているとは史料を見る限りでは言いがたい
ということ。なぜなら>>511でもあなたが「騎乗戦闘は馬鎧がなくても出来る。→全ての馬に馬鎧が着用されていたことにはならない。 」と書いているよう(ここは賛同)に
後北条氏などでは軍容を誇るという強い側面を持った着用例以外、<一部例があるかもしれないが> 史料を見る限りでは騎乗している者はつど馬鎧の着用がみられない。
ということは戦国時代において騎乗戦闘時に馬鎧を着用していたのはむしろ稀であったといえるのではないか?
よって馬鎧を着用した一部の騎馬武者による騎乗戦闘があったにせよそれはごく少数派であり「馬鎧の着用=騎乗戦闘の有無」という定義は妥当とはいえないのでは?

馬鎧の本質はたしかに馬の防護であることもよくわかるし、中世の騎乗戦闘の背景には馬鎧はあったのであろう。しかし故笹間氏などの中世研究家の間では馬鎧は南北朝ごろまでは
一部で使用されたものの、戦国時代に入ると実戦用としてではなく軍容を誇る装飾目的としてしばしば使用されたとしている。