まあ、“史実”というのはひとつなんだろうが、
立つ場所を変えるとプリズムのようにいろんな見え方をする・・・ということだよね。
蝦夷千島王についても、安東政季説を展開したのは海保嶺夫氏のような中世北方史の人だし。

ともあれ、国際交流史・通交貿易史において(宗氏研究とも不可分)、
日韓の学者が同じテーブルについて話し合うのは必要なことだと思うよ。

戦国期から少し遡るけど、同じフォーラムで橋本雄北大准教授(現在)が
室町期の「朝鮮国王使」について論じているのだが、
発表後の討論(P186〜)も白熱していて興味深い。
ttp://www.jkcf.or.jp/history/2/1_2_2hashimoto_j.pdf