というか、戦国時代にあるまじき合議制を採用していたので、
北条家のこの時期の政策=氏政の思惑とは限らないんだと思うよ。

また早雲時代から北条家を支えてきている幻庵、
父の時代より武勲において偉大すぎる叔父の綱成、
外交・軍事全般で総大将を務めていた年の近い弟の氏照、
そして同じく母が同じで独自の戦力を持つ氏邦・氏規ら前線の弟ら。

彼と同等またはそれ以上の発言力を持っていたとしてもなんら不思議ではない存在が多いのも
彼の本意をわかりにくくしていると思われる。
だけど彼自身が動いている物だけを見ると、割と強気な方ではないかと言う気がしないでもない。