次に領土拡大だが、これは弱い地域を攻めつつ、強い大名は相手にしない、といった徹底した対策が必要で、

強い大名に戦をしかけて大損害を背負ったら、戦略家として三流である。反面、優秀な戦術家は真っ向勝負を望むから、両方は平行線上にある。

浅井朝倉といった呆けてる大名や、大内・勝頼といった元々大きい存在でありながら、油断慢心で、消極派の隙を突いて攻撃するのが、最も安定したやり口だ。


お家を守るのは最も基本的な要素で、例え大きくなっても、敗北して大きく崩れれば、一気に滅びの道を歩むこともある。だから、滅びないように戦略を作っておくのは重要な要素の一つだ。家臣に討たれたり、
他大名との決戦ではなく跡取り同士だけの争いの問題で滅びるのは、最も愚かな戦略家である。