一方豊臣の弱点である政権のもろさが存在するのは否定できない。
徳川をやりこめても、上杉、伊達あたりは完全な服従を示すような
家風ではないからだ。
 そこで、毛利、前田の協力を得つつ政権運営を行うのであるが
前述したように経済面においての利益が全国に波及するので
地方有力大名達も争乱をおこしてまで豊臣政権に歯向かうことも
ないだろう。

 徳川政権が極端に閉鎖的な政策をとったがために
日本の進化が遅れまくり、欧米に少なからず搾取され、それまでの
内向きの反動からか明治政府が極端な軍事国家が誕生したことも
否定できない。
 脳筋馬鹿がこれほど一国の歴史に暗い影をおとしたことは
世界中を探してみてもそうは存在しないでしょう。

おわり