一時期「昔の農民は悲惨でなかった」という説があったが、すぐに否定された。
「悲惨でなかった」派の理屈は「日本の石高と総人口には大差ない、だから農民も普通に米食ってた」だが、
石高というのは米だけではなく、金山とか貿易とか様々な産業の値を含んだものという事に気づいていない。

そのため農民の口にはやはり米はほとんど口にできず、
雑穀や野草などを水で分量を水増しするなどした
質量ともに貧しい食生活だったという旧来の説が正しい。
実際、当時の農民の生活や食生活の記録も非常に貧しいと記録されてる。

それでも食っていけないから姥捨てや間引きのような口減らしも盛んだった。
半士半農や富農ならまだしも、大多数を占める貧農はやはり食うや食わずの生活をして栄養障害で小柄だったであろう。

あと江戸時代の「百姓は生かさず殺さず」はまだマシなほうで
それ以前は生命権すら試みないほど搾取されてたんだし。