>>759
『甲子夜話』二十四巻第八話、文政六年(1823)のこと。
大森の路店にて、薩摩の武士三人が安芸の武士一人に喧嘩を売ったが、
薩摩武士は、袈裟に切られて一名死す。又一人は真向を切られて死す。
初めに右手を切られたる者は逃失て在らず。
薩摩人3人で安芸広島人1人に勝てんかったよ。1名が逃亡するとは、
薩摩人は逃げ足だけは速いようじゃのう。足腰を鍛えた賜物かいのう。
まあ、廣島人に喧嘩売る馬鹿度胸というか、向こう見ずの勇気はあったよう
じゃのう。日本一じゃあ、毎度のハッタリかますんなら、
廣島人に勝ってから云やあええのに。