西欧人にとって日本の奴隷市場は革命的なものでした。
なんと通常の1/3の価格で売買できたのです。
もちろん、日本の人買いが「買え、買え」と西欧人に押し売りしてたのがありますがね。
このときのアフリカ人奴隷が現在で20万円くらいで売買されてたようですが、日本人はなんと6万円です。
「こんなに安くていいんか!」と思ったでしょうね。

西欧人と日本人の奴隷の観念が違うのです。
西欧人にとって奴隷とはモノ同然の犬猫です。
日本人にとっては「債務」を抱えた同じ人間です。
つまり「債務」さえ完済すれば同じ人間に戻れるのです。
売値が「債務+利益」ですから、通常の奴隷より価格が安いのは当然ですよね。

始め、西欧に寛容だった豊臣秀吉が急に「西欧排斥」の態度に変わった原因もここにあるのです。
海外でいつまでも強制労働を強いられている日本人の存在を秀吉は知りました。
めっちゃ怒ったようです。

西欧人にとっては人身売買は「所有権の移転」です。
日本人にとっての人身売買は現代でいうと「派遣社員」に近いのです。
「債務を完済するまでが奴隷であって、一生奴隷なんてありえない」と思うのが日本人共通の観念でしょう。

1587年にこの問題は外交問題となり、ポルトガル政府は苦慮したようです。
言い訳はこうです。
「あんたらが買え買えというから買ったんであってどうにもならなかった」
だそうです。
なんとなくわかる気がしますがね。

対応策は海外に存在している日本人奴隷の売買を禁止しました。

しかし、もうスペインはおろかアルゼンチンまで日本人奴隷がいたそうですからもうどうにもなりません。

http://ameblo.jp/syamo0001/entry-10007074564.html

http://ameblo.jp/syamo0001/entry-10007164593.html