戦国時代を舞台にした歴史小説

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/12(月) 20:45:00

ブックオフの１００円コーナーで見つけた掘り出し物から、期待の新人の最新作まで幅広く語るスレ。
応仁の乱から大阪の陣ぐらいまでを舞台にしたおすすめの小説を熱く語ってみる。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/12(月) 20:47:18

奇策―北の関ケ原・福島城松川の合戦

超お勧め

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/12(月) 20:49:58

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: __,,,,,,,,,,yｗｗ,,,,、　　　　.lﾟ“''''z　　　　 lﾟﾟﾟﾟﾟﾟ》
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**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/12(月) 20:52:30

>>2
ぐぐったら祥伝社文庫でつか。
2003年だし、探すとしたらちょっと大きな本屋になるかな。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/12(月) 21:14:39

名前がもろ戦国時代の松永義弘

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/12(月) 22:21:33

戸部新十郎の「北辰の旗」。
富樫政親とか普通は知らんがなw

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/12(月) 22:53:44

>>2
>>4

「奇策―北の関ケ原・福島城松川の合戦」風野真知雄
　祥伝社 (文庫)　　2003/07刊　ASIN: 4396331185

香ばしい

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/13(火) 01:44:52

「異本太閤記」の鉄砲大量生産計画の時の秀吉は、鉄砲が殺しの道具に使われるのを嫌気して
大量生産を引き受けない鍛冶屋に対して痺れる事を言う。

三千挺の鉄砲をズラリと並べて威嚇すれば敵を殺さず降伏させられるのに、
人殺しが厭じゃと言いながら五百挺の鉄砲で敵をチビチビ殺し続ける可笑しなヤツ、と。
相手が三千挺の鉄砲相手に破れかぶれの突撃を敢行する奴らなら、
何が何でもこちら側を殺そうとする狂気に取り付かれているのだから、
放置したらこちらの無辜の民を殺されるぞ、とも。

当時の安保論についての山岡氏の考えが出ている気がする。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/13(火) 06:25:34

堺屋太一「鬼と人と」
本能寺の変の前後の出来事を信長側から
の視点と光秀側からの視点の同時進行で
描かれた作品。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/13(火) 16:27:10

安部龍太郎「風の如く　水の如く」
関ヶ原合戦の裏でで進行していた、家康と黒田如水との水面下の壮絶な戦いの内容を
戦後の論功行賞の中で本田正純が解き明かしていく、と言う内容。
個人的には安部龍太郎作品の中ではこれが一番好きだな。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/14(水) 07:36:05

>>6
遺作になった「前田利常」もなかなかいい。
隆慶から歴史小説に入ったものとしては京勢力ｖｓ柳生の構図はやっぱりぐっとくるものがある。
作者が死没して未完なのが惜しいけど。

とりあえず、京都に隠棲した前田利政がじつにいい感じの戸部キャラに仕上がってる。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/15(木) 07:52:40

昭和40～60年代の歴史小説がやっぱり質量ともにいいのが揃ってるな。
最近のは著者がじぶんの知識をひけらかすような書き方がものすごく鼻につく。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/15(木) 23:29:56

落第忍者乱太郎
アニメの忍玉乱太郎と違い、年寄りにしかわからないようなネタを連発する。
明らかにネタだとわかるもの以外は、時代考証や武器の使用法などが超緻密に描かれている。
近年発刊のものは801要素が強いので、初期の頃の作品のほうがおすすめ。

・・・いや冗談。

本当は、城山三郎の「黄金の日々」が好きなんだけど。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/16(金) 00:27:19

ベタだけど司馬遼太郎「国盗り物語」

第１部では斉藤道三が一介の浪人から一国の主にまで
のし上がるサクセスストーリーを描く。

第２部では道三の意思を受け継いだ信長、光秀が主人公。
性格の違う２人の反目が所々で描かれており、特に
光秀の心情描写は絶妙で、彼がなぜ本能寺の変を起こしたかが
よく理解できる。

明智光秀のイメージがこの作品で固まりました。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/16(金) 02:17:51

司馬の小説でイメージを固めてしまった！

それは、不幸というものだよ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/16(金) 04:16:14

>>15
ｋｗｓｋ

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/16(金) 14:42:53

「異戦国志」仲路さとる(学研Ｍ文庫)
いわゆる歴史シュミレーションだが、最近のブームの立役者とも言っても過言でない良作。信長は本能寺で死ななかった！後継者を目指してしまった秀吉への信長の疑念が満ち溢れ・・・から始まり、戦雲は九州へ、そして関東へと広がりを見せる。
真田一族好きにはオススメ☆

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/16(金) 17:54:01

武田、真田好きに
井沢元彦「信濃戦雲録」
今までのイメージとちょい違う信玄が描かれて面白かった。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/16(金) 18:46:13

架空戦記はナシの方向で。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/16(金) 19:34:38

信玄が傀儡扱いだったって説に基づいた武田小説ってないの？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/16(金) 20:01:51

井沢元彦だったら短篇もお薦めかな、
「暗鬼」　「明智光秀の密書」など

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/16(金) 23:16:32

坂口安吾の歴史ものを読まずして歴史小説はカタレナイゼ

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/16(金) 23:20:00

永井路子たん
イチ推しは「姫の戦国」
今川萌え

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/17(土) 09:43:54

＞２０読んだことないな。いろいろあさったけど。
＞２１短編今度読んでみるわ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/18(日) 12:02:49

三好一族を主役にした小説で何か面白いのはありますか？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/19(月) 18:55:58

「三好長慶の一生」くらいしか知らないなぁ。
戦国小説はタイトルでは内容がわからないものも多いから探しにくい…。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/19(月) 21:56:44

>>19
単純に区別したいからというならわかるけど
蔑視してるなら断固意義を唱えさせてもらう

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/19(月) 22:55:52

架空戦記も、別に面白ければ無問題かと思う。
たとえば影武者徳川家康だって、島左近が生きてる時点で、ある意味架空戦記なわけだし。
ただ、不幸にして俺は、今まで架空戦記で当たりを引いた試しがない。

個人的に史実をある程度無視した歴史伝奇小説はわりと好き。
山田風太郎とか隆慶一郎とか戸部新十郎とか。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/19(月) 23:28:58

>>26
しかし子供向け図鑑みたいなタイトルだなぁ・・

26 · 2006/06/20(火) 00:28:00

すみません、タイトル間違ってました…。
正しくは「三芳野の花―三好長慶の生涯」でした。

「三好長慶の一生」だと「カブト虫の一生」みたいですね。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/20(火) 03:33:17

そう言われるとなんだか逆に
『カブト虫の生涯』という本が読みたくなった

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/20(火) 14:07:11

長慶は成虫になると群れのボスを襲うようになります

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/20(火) 23:42:25

岳宏一郎、南條範夫、火坂雅志、白石一郎
高橋直樹、安部龍太郎、佐藤雅美

このあたりはハズレがあまりなくてお勧めできる。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/21(水) 20:54:46

>>33
佐藤雅美の作品としては、「楼岸夢一定」は読んだ。
蜂須賀小六は書き手の才で光もすれば埋もれもする武将かもしれん。

山岡荘八、遠藤周作、戸部新十郎、津本陽あたりの作品で見た小六はかなり格好良かった。
司馬遼とか堺屋太一は逆に、小六みたいなタイプの武将を書くのはどうにも不得手っぽいな。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/21(水) 21:38:38

>>33
安部龍太郎は劣化してるように思えてならない。
昔の作品ほどよい。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/22(木) 18:26:32

＞安部龍太郎

劣化もいちじるしいが、初期の「神々に告ぐ」でﾜﾛﾀ。
永禄2年の信長上洛時に正親町帝の即位式云々は仮説として
楽しいが、信長の供回りが300の銃剣？？装備騎馬隊？？？？
「公記」ぐらい嫁よと、小一時間問い詰めたくなった。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/24(土) 22:50:18

山岡荘八の信長が好き
濃姫と信長の絡みが面白い。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/25(日) 18:27:59

信長「相手も知らずに燒きまくってるのか」

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/26(月) 23:44:20

>>37
あれぞまさにツンデレ、こんな時代からあったのかと笑ったｗ
あと猿との会話も掛け合い漫才みたいで面白い

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/27(火) 07:43:40

山岡荘八ファンって意外と多いな。
新鷹会系の作家ってのは普通の会話の中にそこはかとないユーモアが出てくるのがいい。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/27(火) 23:49:48

>>39
帰れ

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/28(水) 14:55:01

マイ　信長コレクションじゃ

国盗り物語（三～四）司馬遼太郎　新潮文庫
織田信長〈全五巻〉山岡荘八講談社文庫
織田信長〈上・下巻〉南条範夫徳間文庫
鬼と人と〈上・下巻〉堺屋太一ＰＨＰ文庫
信長燃ゆ安部龍太郎新潮文庫
信長秋山駿新潮文庫
信長・あるいは戴冠せるアンドロギュヌス宇月原晴明
信長殺すべし　異説本能寺岩崎正吾講談社文庫
信長〈上・下巻〉佐藤雅美文春文庫
織田信長〈全六巻〉鷲尾雨工富士見時代小説文庫
続・織田信長〈全三巻〉鷲尾雨工富士見時代小説文庫
炎の柱・織田信長〈上巻〉大佛次郎徳間文庫
下天は夢か津本陽新潮文庫

戦国武将列伝１・信長縄田一男(編徳間文庫
本能寺六夜物語岡田秀文双葉文庫
第六魔天王信長〈上・下巻〉羽山信樹角川文庫
梅雨将軍信長新田次郎新潮文庫
織田信長坂口安吾富士見時代小説文庫
闇の本能寺　信長殺し、光秀にあらず光文社時代小説文庫
修道士の首　織田信長推理帳１井沢元彦
五つの首　織田信長推理帳２井沢元彦
謀略の首　織田信長推理帳３井沢元彦
蟻の戦記〈上・下巻〉
信長・イノチガケ坂口安吾講談社文芸文庫
幻の舟阿刀田高角川文庫
忍びの風〈上・下巻〉
本能寺〈上巻〉池宮彰一郎角川文庫
信長秘録　洛陽城の栄光井沢元彦幻冬舎文庫
信長秘記〈1～3〉峰隆一郎徳間文庫

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/28(水) 14:59:23

タブキーを入れ忘れたので　もう一度

国盗り物語（三～四）司馬遼太郎新潮文庫
織田信長〈全五巻〉山岡荘八講談社文庫
織田信長〈上・下巻〉南条範夫徳間文庫
鬼と人と〈上・下巻〉堺屋太一ＰＨＰ文庫
信長燃ゆ安部龍太郎新潮文庫
信長秋山駿新潮文庫
信長・あるいは戴冠せるアンドロギュヌス宇月原晴明
信長殺すべし　異説本能寺岩崎正吾講談社文庫
信長〈上・下巻〉佐藤雅美文春文庫
織田信長〈全六巻〉鷲尾雨工富士見時代小説文庫
続・織田信長〈全三巻〉鷲尾雨工富士見時代小説文庫
炎の柱・織田信長〈上巻〉大佛次郎徳間文庫
下天は夢か津本陽新潮文庫

戦国武将列伝１・信長縄田一男(編徳間文庫
本能寺六夜物語岡田秀文双葉文庫
第六魔天王信長〈上・下巻〉羽山信樹角川文庫
梅雨将軍信長新田次郎新潮文庫
織田信長坂口安吾富士見時代小説文庫
闇の本能寺　信長殺し、光秀にあらず光文社時代小説文庫
修道士の首　織田信長推理帳１井沢元彦
五つの首　織田信長推理帳２井沢元彦
謀略の首　織田信長推理帳３井沢元彦
蟻の戦記〈上・下巻〉
信長・イノチガケ坂口安吾講談社文芸文庫
幻の舟阿刀田高角川文庫
忍びの風〈上・下巻〉
本能寺〈上・下巻〉池宮彰一郎角川文庫
信長秘録　洛陽城の栄光井沢元彦幻冬舎文庫
信長秘記〈1～3〉峰隆一郎徳間文庫

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/28(水) 17:29:44

おいらは池波系のが好きだ。特に戦国幻想曲が好きだ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/28(水) 21:46:14

三浦綾子の｢細川ガラシャ夫人｣が好きだわ
女性の感情表現がピカイチ

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/29(木) 00:57:33

山岡の家康は途中で読むのを諦めた

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/30(金) 01:45:14

私も、
さすがに２６巻は多すぎる、

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/06/30(金) 03:11:26

俺は鬱病で自宅療養中に全部読んだぜっっ

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/02(日) 08:54:38

>>48
欝の時に読んだら余計に凹まないか？w

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/04(火) 01:07:30

>>48はあえて重き荷を背負うリアル家康

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/05(水) 17:31:20

『信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』宇月原晴明
って誰か読んだことある？
できたら感想ｐｌｚ

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/05(水) 18:40:25

南原幹雄の「謀将　石川数正」読んだけどつまんないな。
作家の贔屓はある程度しょうがないけど、さすがにあれは…orz

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/05(水) 19:01:24

南原は優れた作品がある一方、
謀将シリーズはやっつけ仕事の感があるかも。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/05(水) 19:03:24

２ちゃんでの政宗像にもっとも近い扱いの政宗なら、やっぱり坂口安吾だね。
伊達厨が読んだら血圧が上がりすぎて倒れるんじゃないか、ってくらい小馬鹿にしきっていて痛快。
できれば大河の「独眼竜政宗」は安吾政宗でキャラ立てしてほしかったよ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/05(水) 21:45:23

坂口安吾は上杉厨だから。

p85227-adsau16honb10-acca.tokyo.ocn.ne.jp · 2006/07/05(水) 22:22:47

＞５２謀将｢直江兼続｣｢真田昌幸」もつまんなかったぞ。
直江なんて関が原後、とばされてから政宗といっしょに江戸に攻め込む話になっ
てる。いくらなんでも全くのでっち上げは・・・

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/05(水) 23:32:31

池波系ではやはり｢真田太平記」

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/06(木) 00:03:44

堺屋太一の｢豊臣秀長」。この本ではじめて存在知って好きになった。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/06(木) 00:34:26

>>54-55
というか坂口安吾は元々ああいう風に構えた感じが売りだよな。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/06(木) 06:24:47

海音寺潮五郎｢天と地と」。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/06(木) 06:26:09

海音寺潮五郎｢天と地と」。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/06(木) 08:25:54

>>54
＞伊達厨が読んだら血圧が上がりすぎて倒れるんじゃないか、

　新潟県人・坂口安吾の「２流の人」は、朝鮮の役の記述など、嘘とずさんだらけで
　揶揄と嘲笑の対象でしかないよ。血圧があがって倒れそうになってたのは、坂口安吾
　の方。エッセーなど読むと、伊達のお膝元で叩かれて、尻尾を巻いて逃げ帰っている。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/06(木) 13:43:12

>>62
よってたかって一人を叩くなんて、まったく仙台人は心が狭いな。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/06(木) 13:50:43

>>62
>嘘とずさんだらけで
小説ってものわかってる？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/06(木) 13:53:19

来年に備えて風林火山を読んどくべき。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/06(木) 13:56:55

一応ここは「歴史小説」スレだから考証がずさんというなら
指標の一つとして指摘するのは問題ないんじゃないかな？
いくらフィクションでもやりすぎは鼻に付くって人もいるだろう。

むろん、その場合は具体的に例を挙げるべきだと思うけど。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/06(木) 21:33:16

>>６５
風林火山読んだ。短いな。１年持つのだろうか？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/06(木) 23:17:23

>>67
ＮＨＫを甘く見るな。原作を破壊することにかけては他の追随を許さん。
とりあえず今確実にわかっているのは、どうしようもなくつまらないものになるだろうということだけだ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/07(金) 00:25:11

むしろ、笑いどころ満載になりそうだなガクトとか

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/07(金) 01:12:47

筒井の「YAMAZAKI」おもしろいよ♥

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/07(金) 07:41:49

新田次郎の｢武田信玄」
原作はいいよ。ただ勘ちゃんは忍者という設定。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/07(金) 14:02:57

新田の「武田信玄」は戦国大河の人気作でもあるので、
その山勘「設定」は知ってる人が多いと思ふ

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/07(金) 23:07:52

「武田信玄」は面白かったけど、「武田勝頼」はさすがにあれだったな…。
贔屓しすぎ！

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/07(金) 23:20:46

連書きｽﾏﾝ
あと、南原幹雄の「謀将～」シリーズ。
石川数正を読んだが、これもひどい…。この作者、名前はよく聞くけど、やはり贔屓がすごいの？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 00:03:51

>>74
>52、>53を読め。
きちんとした作品も残している著名作家ではある。
だが、作品の種類の振幅が激しい。
お色気・濡れ場満載の娯楽作もある一方、
日本文芸大賞をとるような文芸作も立派に書いている。

ひとつのジャンルでは語れない時代小説家の1人。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 02:12:17

>>75
過去ﾚｽ読んでなかった。ｽﾏﾝ。
ってか、やっぱり面白くないと感じる人は多いんだな、と、納得。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 09:51:25

贔屓もねえ、不快感を感じさせない贔屓の仕方ってのはあるんだが、そういう書き方が出来る作家ってのは本当に少ない。
山岡荘八とか司馬遼なんかは、やっぱり「ちょwww美化しすぎwwwww」と思っても、それが読んでて不快にならないあたりが力量なんだろうなと。
それに比べると吉川英治なんかは、やはり所詮は新聞小説屋にすぎないと思わされる。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 09:56:48

主人公を美化させる為に、他の人間を下げる（手柄を主人公に渡す、馬鹿な行為をさせる）
ってのは俺は虫唾が走る。
創作ってのは分かるが、歴史小説（実名使用）と銘打つ以上やっちゃならん線があるだろうと
思っちまうんだよね。
どっかの三文ファンタジーならともかく。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 09:58:45

>>73
確かに新田次郎の作品にしては自分の私情がかなり入っているような。
読んでると勝頼が哀れでしょうがない。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 11:11:50

吉川英治は、時代考証尊重より歴史に浮き沈みした人間の喜怒哀楽を
描くことが時代小説の醍醐味とされた時代の作家だから
すぐ史実史実を唱える最近の読者には不向きかもしれないが、
人間を描くことではかなり深いもんがあるだろう。

ちゃんと色々な作品を読んで言ってんのか?

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 11:18:45

>>80
まあ、全部の作品は読んでないが、とりあえず三国志と黒田如水と新平家物語と新書太閤記と新水滸伝あたりは読んでる。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 11:34:19

全部読まなきゃ評価しちゃいけないってのは傲慢ですよ。読む方は金払ってんですから。
不味いケーキ屋に、「ケーキ全部食ってから言え！！」って言われたらこまるっしょ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 14:13:17

しかし吉川みたいな大物をさらっと（しかもよくわからん理由で）否定されると…

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 14:34:28

>>77
それ分かるな…。
別に能力が高い=その人間のすべてが優れているって訳じゃないんだから、能力や性格的に劣ってる所に滋味や滑稽さをつけるのも作家の腕なんだろうけど、そこを巧く書ける作家ってなかなかいないよね。
そういった意味で、逆に駄目武将=今川氏真や大友義統らの小説見たいと思うけど、なかなか見つからない。誰か知ってる人いる？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 15:02:34

確かに、何で「所詮は新聞小説屋」なのかにもうちょっとフォローが欲しいよな。
ここは一応>>1の書き方から人に「勧める」スレなんだし、本人が「思わされ」て
一人納得してるだけじゃ何が何やら良く分からん。
同じ美化でも、突然猛将化とか何故か耽美方向とかパターンいろいろあるし。

これだけじゃ何なんで、メジャー系駄目武将小説を一つ。

「小早川秀秋の悲劇」　笹沢左保（「木枯らし紋次郎」シリーズの作者）
関ヶ原合戦後の小早川秀秋の話。
あくまで「関ヶ原後」に的を絞って周囲の人間と共に秀秋のその後を地味に追っている。
平易な文で淡々と書かれてるから同情も沸かなければ反発も感じないのは良し悪しかなと思う。
個人的にはさっぱりと読めて良かったけど。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 15:45:29

童門冬二は結構好きだ。鍋島直茂とか小早川隆景等メジャーでない人物も
取り上げてる。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 16:09:52

>>84
今川氏真の小説、わたしがしるかぎり「天下を汝に」があります。
新潮社のハードカバー時代小説シリーズの１冊でした。このシリーズは
おもしろい作品が多かったけど、これはつまらなかった記憶があります。
図書館で探してみては？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 16:33:15

>>85
ｻﾝｸｽ㌧
笹沢佐保って剣豪小説のイメージ強いけど、歴史小説も書いてるんだね。今度、読んでみるよ。
それにしても、最近は一般小説や時代小説にも駄目人間やこすからそうな人物を主人公や主人公級にしてるの多いけど、まだ歴史小説は門扉が狭いのかな…。今川氏真や山名豊国とか、人間的に面白そうだし、下手な名将よかメジャーっぽいのにな。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 16:41:21

>>87
書いてる間にレスついてた…orz
氏真主人公の小説もあるんだね(^^)b
今度、読んでみるよ。
ｻﾝｸｽ㌧

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 16:57:40

>>88
駄目武将の小説が難しいのは「小説」としての難しさより史料集めの問題が
大きいと思う。従来の評価を覆す研究はあっても「駄目」を「駄目」として
再考する研究ってほとんど見たことないし。

歴史小説を書く人間でも、さすがに古文書を自分の足で探しだして解読まで
できる人はそう多くないだろう。
エンターテイメントよりのものならそこらへんの誤魔化しは効くんだろうが
そうなると今度は爽快感のある主人公が必要になってくるし……。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 17:21:28

>>77だが、頭冷やしてから読んだら確かに軽率なレスだった。謝っとく。
吉川英治の作品読んだのは高校の頃だったから、深く読みきれてなかったのかもしれん。

駄目武将といえば、遠藤周作の「反逆」なんかはどうだろう。
経歴だけ見たらかなりのだめぽ武将なはずの荒木村重が、なんかいい感じに書かれてる。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/08(土) 20:25:51

>>90
そうなると…史実を基にした駄目武将小説は難しそうだね。
まぁ個人的には、ある程度歴史を壊した小説でいいし、心理重視でいいんだけど、そうなると作家の力量がかなり占めるし、作家にも好き嫌いがあるから、やっぱり少なさそうだな…。
>>91
遠藤周作の「反逆」は読んだよ。あれは面白かったね(^^)bああいった感じで一流作家が書いてくれると嬉しいんだけど。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/09(日) 11:50:10

>>91
荒木はだめぽじゃないと思うが
織田軍団の出世頭の１人

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/09(日) 13:02:29

>>89
主人公ではないけれど、終盤に印象的なキャラで氏真が登場する
皆川博子の「戦国幻野　新今川記」は面白いと思う。
しかし柴錬賞なども受賞してる皆川の世界観にあふれた設定でもあり
伝奇ロマン的な性格も持ち合わせているので好悪は別れるだろう。
考証・史実好きな人には向かない、「物語性」の高い作品。
人物は非常に魅力的に描かれている。

「天下を汝に」は、氏真を主役にした意欲は買うけど、平坦かなぁ
生々しさが無いといおうか・・・、微妙な感想をもった作です。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/09(日) 15:06:33

>>78
山岡と隆がそれだな
司馬はそうは思わんけど

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/09(日) 16:08:15

ダメ武将かどうかは判断が分かれるが、大阪の陣における
片桐且元なんか家康側からも豊臣側からも評価低くないか？
で、鈴木輝一郎の「片桐且元」はどうか？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/09(日) 16:21:32

>>96
その小説、無能で有名な織田信雄がすごく勇ましく描かれている。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/09(日) 16:44:07

司馬遼太郎「国盗り物語」斉藤道三も好きだがちょっとサクセスストーリーすぎる。
岩井三四二の｢斉藤道三｣の方が人間臭くて自分的にはこっちの方がお気に入り。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/09(日) 16:51:44

どの小説も自分が好きな人物が
優遇されて描かれているのは仕方ないな。
俺が読んだ作品もそんなんばっかだった。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/09(日) 17:15:42

こういう言い方すると否定する人も多いけど、読者の方だって
やっぱり自分の好きなキャラがかっこよく書かれるのには弱いもんさ。

人間て、自分が誉められても謙遜したり疑ったりできるが
自分が好きな相手を誉められるとついガードが緩くなるもんだから。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/09(日) 17:20:55

奇策一北って作者、気になるね。北一輝を連想させて。

>>100
秀吉嫌いの山風が書いた「妖説太閤記」はどうだい？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/09(日) 21:51:55

>>100
そう思うわ。そういう本も読みたいと思うし。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 00:00:10

>>101
「妖説太閤記」は、歴史小説としても、伝奇小説としても１級品。
まあ、山風ファンのオレの言うことだからあてにならないかもしれんが。
司馬遼を１０冊読むなら、５冊に減らしてあと５冊は山田風太郎を読め！

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 07:17:51

立花道雪，立花宗茂メインの小説知りませんか？図書館に無いみたいで。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 08:05:24

大河ドラマ原作だが｢秀吉」堺屋太一。
戦国時代を現代の経済にも関連して書かれているのがおもろかった。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 08:09:26

あと堺屋太一ので「豊臣秀長」

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 12:42:01

>>103
そこまで言うならお勧めを五冊挙げてくり

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 13:00:53

>>107
103じゃないが
・甲賀忍法帖
・魔界転生　→　柳生忍法帖
・忍法八犬伝　→　八犬伝

→で繋いだのは関連がある作品同士
とりあえず魔界転生と甲賀忍法帖だけでも読むべし。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 21:26:34

>>104
童門が立花宗茂で書いてるけど
童門の小説って途中で自論が入ってくるからそのたびに興ざめする

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 22:13:41

>>108
八犬傳のほうは戦国と関係ないな。好きだけど。
忍法八犬伝は戦国だが、まあなんつうか、あれだｗｗｗやべえ思い出したら笑いがとまらねえｗｗｗｗｗ

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 22:38:58

>>104
『炎の軍扇・立花道雪』
『戦国挽歌高橋紹運』
『立花宗茂士魂の系譜』
葦書房・西津弘美

『火の槍・立花宗茂』叢文社・原田種真

『乱離の風　若き日の立花宗茂』文藝春秋・滝口康彦

『小説立花宗茂』ＰＨＰ研究所・八尋舜右

『小説　立花宗茂　上・下巻』学陽書房・童門冬二

『立花宗茂』学研M文庫（学習研究社）・志木沢郁

『剣と笛と』歴史小説傑作集⇒『立花宗茂』
文芸春秋（文春文庫）・海音寺潮五郎

　

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 22:41:59

井沢元彦の歴史小説は面白いんかい？
論評は好きなんだが。
あと、女流の歴史小説家についてはどう思う？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 22:52:02

>>112
逆説の日本史のクオリティを求めるのならやめとけ。
小説はぶっちゃけ眠たくなる。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 23:09:22

>>113
やっぱそう？
この人、小説だといまいち面白くないだろうなと予想してたけど。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 23:21:04

>>107
103だが、104のお勧めもいいが、オレのお勧めは
「甲賀忍法帖」「風来忍法帖」「銀河忍法帖」
「海鳴り忍法帖」「くノ一忍法帖」かな。
戦国から離れるなら、傑作はもっとある。
例えば「幻燈辻馬車」「武蔵野水滸伝」「妖異金瓶梅」ほか。
もう一度言う、山風はいいぞ！

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/10(月) 23:32:50

信長モノの宇月原晴明は面白いよ。
ノンフィクション物だけど、神秘的な耽溺さが文章・ストーリーが魅了です。

信長・あるいは戴冠せるアンドロギュヌス･･･日本ファンタジーノベル大賞
太閤の錬金窟（豊臣秀吉＆秀次＆秀頼＆織田信長）･･･山本周五郎賞候補作
黎明に叛くもの（斎藤道三＆松永久秀＆織田信長）
どれでも1冊読めばその面白さがわかると思います。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/11(火) 03:27:43

>>113
多くは読んでないが、｢信濃戦雲録」｢覇王」は新田次郎の信玄、井上靖の
｢風林火山」より面白かったぞ。
山勘、高坂がメインの話。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/11(火) 20:51:29

>116
まてまて、宇月原はどこをどう読んでもフィクションだろw

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/11(火) 23:09:46

>>118
ノンフィクションではなく、フィクション物でしたね。
訂正しておきますｗ
でも、ヘタな時代小説より面白かったでしょ？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/13(木) 19:09:41

タイムリーなことに佐藤賢一「女信長」が単行本化ですよ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/13(木) 21:01:26

さらにタイムリーなことに宇月原が直木賞逃した
まあ、いいんだけど。似合わないし。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/13(木) 21:55:28

直木賞でびっくりしたので飛んできました。
宇月原先生の作品を愛読している人間なんて
自分を含めて世界に五人くらいしかいないと思ってた……。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/13(木) 22:05:55

>自分を含めて世界に五人くらい
全く言い得て妙な形容だな、感心したw

くさやとかああいう癖の強い食べ物に似た作風だよな、この人は。
個人的に嫌いだけど、好きな人が「好きな理由」も何となく分かる。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/13(木) 22:08:16

>>121-122
残念。
まあでも、俺が一番好きな歴史小説家も直木賞逃してるし。

こう言っちゃ何だけど、宮本武蔵の力量も見極められない輩の名前を冠した賞なんて……ねぇ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/14(金) 09:09:52

そう言ってしまうと「酸っぱい葡萄」になっちまうからやめれ。
ていうか取った人に目一杯失礼だ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/14(金) 13:04:59

＞１２４
いや、あの武蔵論争はどちらかと言えば直木三十五の方が論旨は明確で説得力がある。
あれは小説一本であの論争に決着をつけた吉川英治が凄いだけ。
歴史小説家は論評や随筆ではなく小説でその歴史上の人物の評価を決める、っていう
のを如実に表した騒動だよね。

後、直木賞でもう一つ。
その吉川英治だけど、直木賞での司馬への講評は凄かったな。
「間違いなく彼は日本の歴史小説を変える！」と、あの時点で断言していた。
友人で司馬を高く買っていた海音寺（彼も選考委員）ですらそこまで言っていなかった。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/14(金) 16:53:26

>>126
司馬遼が直木賞取ったのって、「梟の城」？
そうならわかるけど、、、。
「風の武士」とか伝奇小説と「城塞」や「関が原」「国盗り物語」では
印象違うよな。俺は両方好きだけど。
それとも吉川英治は、将来化けるとこまで見通してたのか？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/14(金) 19:44:51

＞１２７
そ、受賞作は「梟の城」。
ま、選考委員では「大阪侍」の方が評価高い人が多かったけどｗ
実際、吉川も「梟の城」については、結構、批判的だった。
ただ……それでも「大化け」を予測していた。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/14(金) 20:03:45

国獲り物語の信長編の最初の濃姫とのやりとりって
やっぱり子作りなの？
立ち読みしただけだからイマイチ把握出来んかった

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/15(土) 00:24:10

＞史実を基にした駄目武将小説

これは実は司馬遼が得意とする分野なんだよなあ。
司馬遼の短編集『おれは権現』とか『軍師二人』とかに
結構駄目武将が主人公の小説があるわけよ。これがまた面白いんだ。
あと『街道をゆく』を丹念に読むと駄目武将（姉小路とか金森とか）
が出てくる。
裏切り者の脇坂甚内、天狗に拉致られてからすっかり電波系な
人と化してしまった可児才蔵、城が落城してからニセ占い師として
稼ぎまわる長宗我部康豊、ホモの古田織部、苦労人の佐野綱正、
戦バカ塙団右衛門、単にこすからい姉小路自綱、ちょっとアレな
安井道頓…いやあ、みんなダメすぎ。ダメすぎる。
おもしろいんで是非読んでみてくれ。最高だ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/15(土) 01:34:55

司馬の書いた塙団右衛門の「言い触らし団右衛門」はなかなか良作だと思う。
講談や軍記物で語られていた団右衛門もきっとあの作品のようなイメージだったんだろう。
ただの戦バカというだけでもなく、ただ怪力の勇者としてだけでもなく、
「滑稽だけど悲しい生き方をした武将」という描き方がされているのが好感触だった。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/15(土) 02:44:21

桐野作人の島津義久は面白かった。
勢力が大きくなるほど足並みが揃わなくなる。
リーダーの辛さってのが新鮮だったな。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/15(土) 12:34:56

>>130
一応突っ込んでおくが、「割って、城を」で衆道ってるのは織部ではない

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/15(土) 17:37:21

>>133じゃあ誰？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/15(土) 18:27:11

割って、尻を

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/15(土) 20:39:00

図書館で借りて読んだけど群雲、関ヶ原へは面白かった
手元に残しておきたいのに絶版なのが痛いなあ

あと南原さんの佐竹義宣は微妙だった
直江兼続よりはましだったけど

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/15(土) 22:00:54

>>134
古田織部に外見が良く似ていると言われている
鎌田刑部左衛門（善十）。実在の人物かどうかは知らん

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/15(土) 22:02:15

>>137
130のネタ元は「街道を行く」っぽいけど、
読んだ？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/15(土) 22:06:13

>>137
街道をゆくの方は読んでないなぁ。
「割って、城を」は講談社の「軍師二人」と、あと新潮の短編集にも収録されてた気がするが
そっちで読んだ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/15(土) 22:44:29

割って、尻を

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/16(日) 14:26:22

>>140
アッー！

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/17(月) 08:31:44

司馬の衆道描写は素っ気ないのに時々妙に生々しい
「国盗り」にあった「前のそれも後ろのものも、」という表現

普通逆だろｗ

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/18(火) 00:32:37

PHPでも義宣出てたね
作者は義重の人

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/18(火) 16:21:05

>>142小説で衆道描写があるもの自体珍しくないか？
まあそんなに詳しく書くような物でもないんだろうけどｗ

**あぼーん** · NG

あぼーん

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/19(水) 22:13:15

最近「信長の死」「信長が実は…」みたいな小説が結構出ているけど、たいていの場合、秀吉が悪人だな。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/20(木) 00:26:04

秀吉悪・光秀正義ってイメージが出来つつあるね。
なんでかなぁ･･･。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/20(木) 11:20:14

奇を衒えば受けると思う馬鹿が同じタイミングで出てきただけかと。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/20(木) 21:22:18

最近出た小説なんだか知らないけど、天上の覇者っていう小説はどう？
秀吉・光秀・家康の3人で結託して信長を殺すが失敗して…本能寺の変ならずという話。
天皇を安土に遷都させるとか、とにかく面白いと思った。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/21(金) 02:16:18

>149
安土行幸ならまだしも安土遷都はねぇだろ、
とかその他にも突っ込みどころが満載で、正直かなり出来の悪い作品だと思っているが。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/21(金) 09:11:04

いくら小説に想像力が必要と言っても、読み手を納得させられない想像は妄想に過ぎないよ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/21(金) 12:24:45

山中鹿介関連でオヌヌメあったら教えてくれないか

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/22(土) 10:05:02

「異説太閤記」って架空戦記ものが気になっていた。
本能寺の変で秀吉が大返しに失敗。家康が即効で光秀を討って、幕府成立。
秀長や豪姫などの愛する家族を殺された上、外様としてこき使われる秀吉。

あまりない設定の話だったのに気になっていたんだけど、2巻で止まっている。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/23(日) 11:22:31

>>153
俺も待ってる

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/24(月) 21:53:54

>>152
南條範夫「出雲の鷹」

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/24(月) 22:53:24

童門冬ニの｢徳川秀忠｣は面白かったですね。
私はこの本を読んでこの人のファンになりました。
その後これを超える作品には出会っていないんですけど。
不肖の二代目の代名詞的存在である徳川秀忠をここまで格好良く書けるのかとびっくりしますよ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/25(火) 00:38:01

自分にとって秀忠は「地味ながら地盤を作った非凡な2代目」なのだが、
ずっと。
ただ、格好良く書く素材でもないような気がする。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/25(火) 00:54:15

ある意味対照的だが、実は秀忠なら「影武者徳川家康」「捨て童子松平忠輝」が
一番好きだったりする。

歴史小説って、できるだけ人物を一辺倒に書かない方が好まれる（実在の人間を
書くんだから当たり前だが）けど、この秀忠は本当に悪人といった感じで好きだ。
悪「役」じゃなく本当に小人で無能でその癖権力欲強くて将来性なくて恨み深い。
いわいる「主人公に倒されて読者がすっきりするのが（物語における）本当の悪」
を地で行くタイプ。

あれだ、本当の吉良上野介は置いといて、講談の吉良は憎々しければ憎々しい
ほど良いのと同じような心境で「好き」なんだろうな。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/25(火) 07:04:50

俺は戸部新十郎の描く徳川秀忠が好きだな。
凡物のフリをした実は冷酷な才人ってのがものすごくツボった。
イメージとしては隆慶の秀忠に近いけど、違いといえば有能で容赦ないということか。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/07/26(水) 02:26:55

>>159
杉本苑子の「月宮の人」の作中秀忠もそんな印象だったyo。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/01(火) 16:43:22

南原幹雄の大谷刑部を読んでるんだけど、
これって、夜の営みが官能小説みたいだ。
茶会の話はこっちもドキドキした。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/01(火) 17:49:55

ヒロインのオナニーシーンまであるしな

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/01(火) 18:08:13

>>161茶会の話って？
史板の小説スレで南原先生は話の間にｾｸﾛｽを挟む癖があるってレスあったのを思い出した。マジだったのか…

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/01(火) 21:13:32

吉村昭さんって、どんな小説書いた人？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/01(火) 21:52:35

吉村さんは手堅く事実検証を積み重ねて書く人。
確か
「当事者にインタビューしたり出来るのは江戸末期が限界なので、
それ以前の時代を扱う予定はありません」
といったのは吉村さんじゃなかったっけ。
よって戦国時代を舞台にした作品もなかったはず。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/02(水) 02:11:20

>>163茶会の話は三成が膿飲んだってやつじゃない？
セクロスはあるね。大谷の本なら、
刑部が千絵の股間に頭を・・。刑部の・・をシゴイて・・。
とか。下手な官能小説よりいいと思う。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/03(木) 01:32:51

吉村昭って有名な作家だけど、戦国時代しか読まない人にはなじみ薄いかもね

幕府軍艦・回天を扱った作品は紙数の少なさに反して中身が濃くてよかった

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/04(金) 14:50:28

池波正太郎の真田太平記が好き

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/04(金) 22:07:07

吉村昭氏は三島由紀夫（学習院時代）の後輩で、同校の同人誌を継承した
純文学作家。のちに近現代の時代・歴史小説に転じる。夫人は津村節子。
池波正太郎とも親交があり、取材旅行に同行した記録が残っている。

合掌・・・・。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/12(土) 00:27:06

南原氏の｢信長を撃いた男｣読んだんだけど…

エロ杉

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/13(日) 18:11:51

南原氏のがエロすぎるのは同意。
昔もあんなことやってたのかな？
ところで前に北条早雲のおすすめを聞いた者ですが、
箱根の坂を中まで読みました。
早雲はやっぱりカッコいいですね。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/15(火) 00:54:28

南原でも「天下の旗に叛いて」は良作だぞ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/15(火) 02:33:34

南原は鉄砲三国志がそこそこ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/15(火) 02:33:47

司馬の城塞は関ヶ原の続編そのものだねぇ。
関ヶ原では打倒石田に血気盛んな福島や加藤が、城塞では豊家武将ゆえに苦汁を舐めさせられる役回りに。

暇を見つけては読書中です。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/15(火) 16:56:31

>>173
すまん、オレは「鉄砲三国志」いまいちだった。
人それぞれだが、南原では「北の黙示録」か「暗殺者の神話」
が最高だと思う。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/20(日) 23:34:34

【謙信最強は創作】
謙信が戦国最強の武将（軍神）とされたのは、江戸時代の創作ですね。
武田の甲州流兵学が幕府公認となったので、紀州徳川家（頼宣公）が
上杉流兵学（軍記書）を宇佐美定祐に作らせたというのが最新の学説です。
臼井城攻めの失敗など謙信が敗北した合戦も、複数の史料で明らかになっています。

※謙信自身が敗北を認めている書状↓
　晴信年（念）を入れ、いかにも堅固ニしらわれ候間、落居さうなくつき堅候、
併馬を為寄候上者、善悪ニ不及候間、無ニセめへきそうふんにて、当月七日より
取詰候ヘ共、（中略）佐（佐竹）・宮（宇都宮）を始、弓矢かいなくわたられ候、
房州（里見）・太田いくさにまけ（第二次国府台合戦）候時よりも、たゝいまきうくつなんきニ候、
とかくこのたひハかた～～にあふへき事いかんなるへく候やと、心ほそく候間、
早くはりをやるへきために一昨夜ハちゝんをやり候ヘは、めのまえの者ともはらを
たて候て、うたてしかり候、これ又よきなく候へ共、さゆうなくゆたん候へ者こと
のひ候てきうしくちおしく候（中略）
　かいほつ又ろう人のうちに一両人ておい候、さセるきなくうすてニ候、返々
いつもよりかへり（帰り）たく候間、このたひハおつと（落ち度）あるへく候やと
心ほそく候、
永禄七年三月十三日　　　　　　　　　　　　　　　　　　虎（花王）
[三洲寺社古文書]

【上杉家の歴史】
上杉謙信が小田城を攻め落とした時、小田城下がたちまちにして奴隷市場に早変わりし、上杉謙信自身から差配して人の売り買いを行った。
奴隷の値段はひとりあたり２０～３０銭の安さだった。

1561年（永禄4年）、謙信は関東管領の就任式で忍城城主成田長泰の非礼に激昂し、顔面を扇子で打ちつけた。
諸将の面前で辱めを受けた成田長泰は直ちに兵を引きいて帰城してしまった。
原因は諸将が下馬拝跪する中、成田長泰のみが馬上から会釈をしたためであったが、成田氏は藤原氏の流れをくむ名家で武家棟梁の源義家にも馬上から会釈を許された家柄であった。
だが、謙信は無知でこの事を知らなかった。
この事件によって関東諸将の謙信への反感が急速に高まり、以後の関東侵出の大きな足かせとなった。

上杉謙信は臼井城の原胤貞を攻めた際、数千の死者を出して逃げ帰っている。
これを機に由良成繁が上杉謙信を見限って離反。
長野業盛が武田信玄に攻撃により滅亡。
臼井城攻撃に失敗した謙信は
信玄に箕輪城を奪われ氏康に金山城を取り込まれてしまい
とうとう厩橋城までもが謙信の手からこぼれ落ちた
上杉家重臣の北条高広も上杉家から離反。
謙信の関東経略は失敗し北条家と同盟という救いの手に助けられる。

謙信の死後、養子の景勝（謙信の姉の子）と景虎（北条氏康の子）が後継者の座を巡って内紛を起こし、越後を二分した争いは天正7年（1579年）の御館の乱で景虎が討死する事により景勝が勝利した。
しかしこの内乱によって、上杉家家臣の新発田重家は離反し、柴田勝家率いる織田勢は能登や加賀、越中に侵攻して同地を1581年までにほとんど奪ってしまった。
つまり、謙信が築き上げた勢力は、この内乱によって完全に失われるとともに、上杉氏は大きく衰退してしまったのである

本能寺の変の直前には、柴田勝家が率いる方面軍に越中の城は次々と落とされ、
信濃からは森が、三国峠からは滝川がと、三方から侵略を受けて防戦も無理な状態だった。
新発田氏の反乱で越後国内はボロボロ。反乱を鎮圧する力さえも残っていなかった。
景勝自身も死を覚悟しており、本能寺の変が無ければ上杉家は数ヶ月後に滅亡していただろう。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/23(水) 00:19:42

頼むおまいら宇月原作品についてもうちょっと語ってくれ。
俺大好きなんだ。あの妄想爆裂パワーが。
「太閤の～」の聚楽第の庭園で篝火炊いた中のパーティーとか絵を想像させて
くれるんだよね。
とか「黎明に～」は「国取り物語」からのオマージュです、とか堂々といっちゃ
ったりしてるだろう。
俺的には「あるいは～」の秀吉と小六が大好きなんだが、「ありゃ池上遼一の
キャラのオマージュですか？」とか尋ねてみたくなるんだよ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/23(水) 02:12:40

>>177
「黎明」文庫版解説の「戦国三部作の第三作」という表現にかなりびびった
確かに守備範囲の広い御方だが、もう戦国もの描かないってわけじゃないと思いたい。
同じ戦国大名でも毎作死に方にバリエーションがあるのが楽しくて仕方ない
次があるならたとえば謙信がどんな死に方をしてくれるのかとｗ

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/27(日) 15:35:20

佐賀に寄生虫なんだが地元の図書館に大村純忠上下があった。
福岡の出版社だから自費出版だろうかね

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/27(日) 16:22:07

永井路子の「乱紋」は「流星・お市の方」の続編のような感じ。
でも実際には「乱紋」の方が、先にかかれたなんて説があるみたい。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/28(月) 17:42:17

山岡と隆は読む価値がないと思う

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/28(月) 18:17:23

なんで？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/28(月) 19:26:41

贔屓が酷いから

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/28(月) 20:56:45

隆慶はあの私情入りまくりの文章がいいんじゃないかw
ツッコミを入れながら読むのが隆慶とか北方謙三の楽しみ方。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/08/30(水) 20:43:51

山岡で贔屓なんていったら司馬の小説なんて…

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/01(金) 13:52:37

海音寺潮五郎も、かなり贔屓が激しいような気がしますが

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/01(金) 15:02:01

>>185
山岡の場合は家康オンリーね
これはもう神格視と言ってもいい

司馬は贔屓のイメージはないなあ
敵役のがすごかったりするし

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/01(金) 15:29:07

司馬氏はその時「書きたい事」が最優先で、人物の贔屓はあんまり感じないね。
テーマを語るために相応しい人物と逸話をピックアップして書いてるだけであって、
良くも悪くも人物そのものへの思い入れは感じられないイメージがある。

ちなみに「戦国時代」限定の話なので幕末以降の話を持ち出すのは無しな？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/01(金) 18:33:13

>>187-188
信長秀吉を過大評価しすぎだろ。その反動で家康を貶めすぎてるし＞司馬
家康貶めるために資料捏造に近いことまでやってるぞ。資料の読み方も物凄く
恣意的。司馬の小説は文体で公正を装うのでたちがわるい。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/01(金) 18:44:21

フィクション作家にはそもそも資料捏造や恣意的解釈をして悪い理由がないわけだが。

司馬史観のスレがあるからそういう話はそっちの方が良いんじゃないか？

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/01(金) 18:46:28

>>190
いや、贔屓って話題だったからね。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/01(金) 19:18:11

まあフィクションと書けばいいわけだが、
本気にしちゃうからねえ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/01(金) 20:37:34

しかし山岡よりは遥かにまし

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/02(土) 09:15:21

山岡は登場人物の会話やストーリーで、
司馬は自分自身の語りやナレーションで、
それぞれのオナニーを公開しております。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/02(土) 15:20:35

新田次郎はどうよ

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/02(土) 18:19:01

悪くはないと思うぞ。
贔屓もあそこまで徹底すれば逆に男らしくて好感が持てるw

贔屓と一言に行っても、作品の魅力を高める贔屓と、作品をぶち壊しにする贔屓があるな。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/03(日) 02:13:26

南原氏の景勝と兼次にワロタww
エロい。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/03(日) 12:27:20

「ああ、この作家ではこういう設定なんだね。ハイハイ」で読書する。
それを繰り返して色々と読んでいればいいのさ。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/03(日) 20:57:42

荒山徹は、とある作家との対談で「秀吉がひいき」と言っていたが、自分の作中での秀吉はわりとひどい扱い。

**名無しさん＠お腹いっぱい。** · 2006/09/04(月) 11:23:52

欠点・悪所も含めて、その人物にひかれるってコトもあるよね。