>>68
ケルビンの原理(トムソンの原理):
流体が、サイクル過程で、ある熱源から正の熱を奪い、他に変化を残すことなく、
力学装置に同じ正の仕事をすることはできない。

熱源、流体、力学装置からなる系を系Aと名づけます。
系Aが閉鎖系ならば、この原理は必ず成り立ちます。
一方、新たに熱源や力学機械を付け加えて、系Aがこれらとエネルギーのやりとりができるとすると、
もはや系Aにおいてケルビンの原理は必ずしも成り立ちません。(反例をいくらでも構成できます)

よって
「外部とエネルギーや物質のやりとりがあったって第二法則が破れるわけじゃない。」
というのは完全に間違っています。