>またこの式は第二法則が成立する系の部分系における吸熱量とエントロピー変化の
>間の関係にしか言及しておらず、この部分系において「クラウジウスの原理、
>ケルビンの原理、オストワルドの原理、その他もろもろの形で述べられた熱力学的な
>言明」が成り立つかどうかについては何も言っていないからです。
補足しておくと、ΔS≧∫d'Q/Tは成り立つが「クラウジウスの原理、 ケルビンの原理、
オストワルドの原理、その他もろもろの形で述べられた熱力学的な言明」が成立しない
ような系はいくらでも構成することができるので、ある系でΔS≧∫d'Q/Tが成り立つから
といって、その系で第二法則が成り立つということは言えません。