>>136
>お話になりません。熱力学の本を読んで出直してきてね。
>君、エントロピーの変化計算したことないの?
いちおう>>108は熱力学の教科書を参考にしつつ書いたのですが。

エントロピーの変化を計算するのにΔS≧∫d'Q/Tが必要というのは当然です。
可逆過程では等号が成立するので、それを用いて吸熱量からエントロピー変化を
計算するわけです。
ですが、この式は単にある部分系が吸収した熱量と、その部分系のエントロピーとの
関係を表しているだけで、第二法則を考えるには、部分系のエントロピーの変化の
計算だけでは不十分なのです。
この式を用いて、孤立系内の各部分系のエントロピー変化を計算すると、
その総和が常に正であるということが熱力学第二法則の意味していることです。

どうもエントロピーの計算をすることが第二法則そのものであると
勘違いされているように見受けられます。
ΔS≧∫d'Q/Tからエントロピーが計算できることは当たり前のことです。
なぜならエントロピーの定義がそうなっているからです。
第二法則が主張していることは、そのように定義したエントロピーが、
孤立系の時間発展において常に増加するということであって、
各部分系の吸熱量からエントロピー変化が計算できるということは
第二法則の主張していることではなく、むしろ前提です。