466 金持ち名無しさん、貧乏名無しさん sage New! 2006/05/31(水) 22:51:46
機械化が進み、生産性が向上すると、衣食住など人間の基本的欲求を満たすための仕事に
従事する必要人員の数は自ずと減ってくる。そうなれば、あとは付加的な仕事であるわけで、
残りの多くの人々は「あれば利便性は向上するかもしれないが、別になくても困らない」類の、
きわめて抽象的な仕事に従事するようになる。ニートの増加も、既存の通念に基づいて、
単に「若年者雇用の問題」などと言って矮小化せずに、そもそも彼らを働かせる必要が
あるのか、という点から問い直す必要がある。ベーシックインカムは労働の価値を根本から
変えるものであり、政策的に具体化すれば「食うための仕事」から個人は解放される。
労働の目的は、より付加的なモノの豊かさを求めることや、芸術・文化・スポーツ・慈善事業
などを通じての自己実現、また大金持ちであれば、ベーシックインカムの財源を寄附や納税
という形で提供することによって一般人から得られる尊敬・名声など、個々人の人生設計に
応じて多種多様なものに変わっていくのだろう。