>>49
人間の四肢全ての動きを真似する必要は無いし、
逆に言うと人間の四肢の制約を受ける必要も無いのが
ロボット。
俺の知ってる産業用ロボットでは、人間のような足が無い
(もちろん移動できない)代わりに、アームが6本くらいついてる
ロボットがある。製品がラインに流れてきた時に、その6本の
腕を用いてあっと言う間に完成品に組み立ててしまうと言うわけだ。
人間の能力の全てを再現できているわけではないが、同時に
人間では絶対に太刀打ちできないような能力も発揮する。
そこがロボット開発の面白いところだな。

他にもナノテクと言うようなものではないが、非常に小柄な腕で
作業をするようなロボットもある。人間では絶対に手を入れられない
ようなところにアームをつっこんで作業すると言うわけだな。
製品の製造工程ではどうしても人間が組み立てる動きを考えて
ラインを組まないといけないし、商品を設計して図面を引く時にも
あらかじめ人間が作業しやすいように考えて部品を組み立てないと
いけないところがある。当然それは最終製品の性能低下(形状の
大型化とかそういうことな)に直結すると思う。
しかしロボットが作れば、人間が作るよりも小型化・高性能化させることも
容易だと言える。