>>481
教育システムについては少しきちんと考えないといけないかもしれないね。
ただ、解決策はあると思う。解決の要点は、
1.大人になってからの自発的勉強に全面的に依存するのではなく、
子供の段階での義務としての教育に重点を置く。自発的勉強はそんなに
力を入れなくても勝手に勉強するのでそれに委ねるけど、義務としての
勉強は体制を作る際に真剣に考える必要がある。
2.義務としての勉強をさせるために、競争心を刺激するようなことを
するのはやむを得ない。ただし、競争心を刺激するのに通貨が必要な
わけではない。
この2点を踏まえる必要はあると思う。

たとえば義務教育の段階でも、たとえば中学生あたりからは留年制度を
作って、成績下位5%とか10%の人間を留年させるという方法が
考えられると思う。この留年というのは、勉強の理解が未熟なために
再度勉強させるという意味よりも、むしろ一般の生徒に、自分が勉強
しなければ自分も落第させられて、翌年には年下の人間と机を並べないと
いけないという恐怖心を煽るところにある。

あるいは、成績が悪いのは家庭環境が悪いこともあるから、成績の下位
3分の1くらいの生徒と希望者は学校の寮で生活しなければならない、
寮は2人部屋とか4人部屋とかで、もちろん私生活の規律も監視される
とかね。
あるいはいっそのこと全学生は寮生活強制で、成績によって上位から
個室、2人部屋、4人部屋、集団部屋と振り分けられて、毎年成績に
よって部屋を振り分けられる、同じ4人部屋、2人部屋とする場合でも
相部屋になる相手は毎年入れ替わる、とかね。
本当は成績の順位を張り出すようなことをしても良いかもしれないけど、
個人情報保護とかの関係もあるし、これは難しいかもしれないね。

ただ、義務としての教育さえある程度身につけさせれば、勉強の必要性を
感じる人間も出てくるだろうし、そういう人は大人になっても自発的に
色々な勉強をして技術を学ぶんじゃないかと思う。そして子供を勉強させる
のは競争心を煽る必要があるとしても、その競争心は通貨によって刺激される
必要がないということ。
もちろん色々な方法が考えられると思うし、それは実態によって色々システムを
いじることだと思うけど、そういう基本さえきちんと押さえておけば、
最終的にそれなりの目的を達成できると思う。

本当は山岸会とかも自前の学校を持っているらしくて、山岸会は原始共産系
社会を志向しているようだから、そのような社会での教育がどのような結果や
問題を抱え込んだのか、事例調査としてデータを知りたいのだけど、なかなか
山岸会の内部の情報は外部に出てこなくて、しかも山岸会自身もそういう
統計情報のようなものは整備してないんじゃないかと思えるので、過去の
事例を生かすことができないという結果になってしまいそう。そのあたりが
残念と言えば残念だね。

とは言ってもそういう教育問題は重要なところだと思うので、Wikiに
整理してみることにするよ。