>>437
地雷が多いのは事実だね。ただ、いずれにしても今の社会の状況を見ると、資本主義を墨守して
死ぬか、それとも新しい可能性に挑戦して死ぬかの二者択一に近い状態になっているような気が
するからね。そういう意味では漏れは選択の余地はあまり無いと思っているよ。

>日本は核武装すべきと言っている奴がネットでは騒ぎまくっているくせに実名が出るようなメディアでは
>誰一人として主張しないのと同じことだな。そう言う意味では匿名の世界の中でしか強く出られないし、
>実名の世界の中では形にならない論とも言える。
>それも通貨の廃止が実現性に乏しいと言うハードルの一つだろうな。

通貨の廃止は、幅広い国民的支持を得ないと始められないというシロモノじゃないから、そういう意味で
多くの人をネットで説得して通貨の廃止は必要なのだと理解してもらう必要性は無いと思っている。
それが核武装論とは違うところだね。
核武装は、国民の多くの支持を得られなければ実行に着手できないことだと思う。当然、国全体を左右する
ことなんだから、民主主義社会の中では、国民全体の支持が必要になるわけだ。

でも、通貨の廃止は違う。通貨の廃止は、いきなり国全体の通貨を廃止することで始めるシステムじゃない。
ある個人が、自分の私有地を使って、そこにロボットによる完全自律工場を作って、そこに人を住まわせて、
基本的な生活に必要な物資の調達の大半をロボットに委ねることができるようになれば、それが通貨の廃止の
始まりであるわけだ。

町全体の道路政策を考えるなら、少なくとも建前としては住民全体の総意としての支持がいる(それが
地方選挙であるわけだ)。でも、市道を通すのに住民の支持はいらない。
教育政策を考えたり、金融政策を考えるのには住民全体、国民全体の支持がいる。でも、私立学校を
設立したり、工場を建設したりするのは、公害とかの問題さえクリアすれば、国民の支持はいらない。
通貨廃止集落の設立と言うのも後者に属するものであって、ロボットを調達し、それが自律的に稼動する
ことによって農業をしたり生活必需品を作るようになることに国民の総意としての同意は必要ないし、
そのようなロボットに依存することによって集落内では通貨のやり取りが必要ない私有地の中に、そのような
システムであると同意した人が移り住むだけなら、部外者の国民の総意としての同意はいらない。
もちろん最終的に通貨廃止地域が拡大すれば、国全体で通貨が廃止されるということになるんだろうけど、
それは国民全体の同意があるからという暗黙の前提があるからであって、もしも国民の同意が無ければ、
そもそも通貨廃止集落に移り住む人がいないから、通貨廃止は拡大しない。

そういうシステムになっているわけなので、まだ通貨廃止地域が現実のものとなっていない現段階で、
強いて多くの人の同意を取り付ける必要はないわけ。ただ、一人でもそういうものを実現したいという意思と
手段を持つ人が現れれば、それだけで通貨の廃止は実現段階に合法的に移行することができる。このあたりは、
少数派の意思だけで実現するわけにはいかない日本の核武装とは質が異なるところだね。