通貨無し社会と共産主義に通じるものに、
労働意欲の減退が有る。
余計に働いてもその分の増収が無ければ労働意欲は減退する。
通貨無し社会でも初期は週1日労働するが、その見かえりがないから手を抜く人が増えるだろう。
それを防ぐためにノルマを課し、法で強制する。
通貨無し社会成立から有る程度経っても、
政治・司法の分野で働く人は必要だし、
設計も趣味では必要なものが揃わないから、仕事として作る人が必要になる。
昨日の水害のような災害での救助活動、傷病者への医療、凶悪犯罪への対処、いずれも臨機応変に行う必要が有り、ロボットでは対処できない。
もし使命感により労働意欲を失わなかったとしても、
労働をする者と、しないでも良い者との各差が生じる。