次のステップは、旋盤、フライス盤を扱えるようになる段階。金属材料と加工に
ついての知識がまず必要だし、これは充分な訓練が必要。
この段階だと、自分で回路図を書いて、FETでモーターを駆動できなければならない。
トラ技やCQ出版の別冊本を読んでひたすら勉強だ。センサの後段にOPアンプで
増幅回路を組めるようになると良いだろう。
ソフトウェアは、PICマイコンが扱えるようになっているべきだろう。PCがあれば
初期投資費用はほとんどかからない。
この辺りから勉強が必要になる。基礎の電子工学、機械工学は確実に習得すべきだ。

更に次のステップでは、CAD図面を描いて、よその会社に発注できる程度の
技能が必要になる。NC工作機械の知識は必須だ。マシニングセンタが扱える事が
望ましい。
電子工作では、ノイズ対策やプリント基板製作の技能が必要となる。部品は
表面実装となり、実体顕微鏡が必須となる。
ソフトウェアは、SH-2マイコンにOSを移植するレベルが必要だ。Cygwinで良いので、
GCCに慣れると様々なマイコンで潰しが効く。最初はμITRONだろうが、直ぐに
限界を感じる筈だ。個人的にはeCOSをお勧めしておく。
制御工学の知識は、ソフトウェアに落とし込める程度の理解は必要だ。数学は
行列式は勿論、数論の一部にまで踏み込む必要があるだろう。
……ここまでで、普通のレベルだろう。