人工衛星はともかく、小型の無人飛翔体による偵察を全て防ぐのは、技術的に
ほぼ無理ではないかと思う。

今可能な技術でいえば、ミサイルにカメラをつけて相手の数キロ上空を飛ばせ
ばいい。数発打ち込めば、打ち落とされる前にかなりの範囲の画像を送れる。
これを前線レベルの位置で完全に打ち落とせるなら、この時代は航空機やミサ
イルが全く通用しない世界と言うことになる。

ミサイルからのデータは、指向性のある例えばレーザー光を使って受信機に向
けて送れば、その間に光学的な障害物がない限りは妨害されない。

味方の同士の通信でも、1台でも視認できる位置に味方の機体(無人飛翔体でも
よい)があれば、送受信の方向をピンポイントに絞ることで、妨害電波や敵の
傍受を防ぐことができる。暗号化はもちろん行う。