考えてどうにも実現が難しそうなのが
料理ができるロボットですな。

一種類のことをするのに特化したロボットはできる。
例えばサイフォンや、カップヌードルの自動販売機など。だが、
せいぜい電子レンジに入れてチンすればいいような
完成まであと1工程という料理しか作ることはできない。

材料をセットすれば、最後まで作ってくれる
「すしロボット」のようなロボットもあるにはあるが

材料の吟味をすることはできない。
上に乗せてるネタが、サバなのか、マグロなのか。新鮮なのか腐ってるのか。

バーコードですべての情報をインプットしておく、という手もあるが、
バーコードで購入した食材が、本当に腐っているのかどうかを判別できなければ
危険極まりないものになってしまう。どうしても人間のチエックが必要だ

そもそもロボット自身は汚れていないのか。
買い物途中、肥溜めに落ちたロボットに、そのまま料理を作られてはたまらない。つまり、
自分の洗浄能力や汚れ具合のチエック機能が不可欠だ。

臭覚、触感、味覚、センス、栄養学、材料の識別、
もっとも大切な機能である、食えるものと食えないものの識別ができるのだろうか?

料理の中にきれいな石が入っていれば、石とその周りを除去すればよい。
中に汚れた石が入れば料理自体を廃棄しなければならない。

それらをできるようにするには、あまりにも途方も無い道に思えますな。