ロボット板総合雑談スレッド
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0298メカ名無しさん
04/05/04 06:44ID:HUTjC4Xd人間と同じ高さで作業ができて、しかも多足なので超安定。
ケンタウロスみたいなかんじね。
でも、それってものすごく図体でかくないかな。
静的安定を大きく確保した足配置はそのまま投影面積の増大でもあるわけだから
必然的に狭いところでの作業はとっても不利になる。
じゃあ投影面積が小さくなるように、足を狭いところに並べてみよう。
その場合何が起こるかというと、多脚のメリットであったはずの
重心高さに対する安定性が著しく損なわれる。
はっきりいって二足とまったく同じテクノジーが必要となってくるんだ。
しかも狭いところに足がうじゃうじゃあるもんだからこんがらがっちゃって面倒だ。
だったら最初から2足にしといたほうが冗長なパーツが少なくて済む。
全体に軽くなるし、脚の一本一本はよりしっかりしたものを使えるだろう。
じゃあセグウェイはどうだろう?車輪の場合ね。
人間と同じ高さで、それほど広くない対地投影面積が達成できる。
これは多脚よりむしろよさそうだ。特に走るの速いしエネルギー効率もいい。
とはいえ二足にくらべれば狭いところの移動能力は著しく劣る。
それになんといっても、車輪じゃ階段や段差は対応できないし溝なんて絶対無理だ。
それにセグウェイは一方に体重をかけるとそれを打ち消すように走ることで
バランスを取っているので、たとえば重いものを押しつけたりする作業には向いてない。
脚なら歩幅を開いて踏ん張ったりできるのに。
つまり二足が圧倒的に有利な局面というのは
『 狭くて平坦じゃないところを移動して高い位置で作業する場合 』
だったりするわけよ。
じゃあそんな作業どこにあるかという話になるのだが
基本的に人間の作業する空間は人間に合わせてあるので
狭いところが多いし段差が平気であったりするし作業位置は大抵1mよりは低くない。
つまり人間の作業空間のほとんどすべてがこれに該当するわけだ。
宇宙や深海での作業に必要ないのは当然で、
もっと平凡で日常にありふれた生活空間こそが二足のアドバンテージを最大に発揮できる
領域ってこと。台所とかな。
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