>>290 
そんな、いまだに「渡があれに出ていたら」「これに出ていたら」と過去に夢を見たって仕方がないでしょ。

実際には大河「勝海舟」(1974)で体を壊して無念の降板をしたのも渡だし、その後の映画「仁義の墓場」(75)
で深作に酷使されてまた寝込んだのも渡。
渡は見掛けほど強い人じゃない。
70〜80年代当時の他のスターたちの悪戦苦闘を思えば、渡は石原プロの仕事で守
られてそれで結果的に良かったと思うけどね。
今だと弟の渡瀬も常連のP・監督・俳優と「おみやさん」「警視庁捜査一課9係」
「十津川警部」「タクシードライバーの推理日誌」と1年間の仕事のパターンが大体は
決まってて、その合間に別の映画・ドラマの仕事とか入れてる。

要するに自分を大事にしてくれそうな人たちとしかもうやりたくないんだよ。
もう昔みたいに「撮影所」がスターを守ってくれる時代じゃないしさ、プロデュース的な
面も含めてスターは自分で自分を守らないといけない。
70〜80年代当時の渡の場合は結果的に「軍団」イメージに守ってもらってたわけ。
撮影所出身のスターの多くが多忙や倒産で消耗して早死したことを思えば、今と
なってはそれで良かったと思うよ。

健さんだって「幸福の黄色いハンカチ」以降はCMで稼いで合間に本当に自分の気に入った
ホンに出てるだけだしね。小百合だって似たようなもの。