>>277
＞当時あちこちから声が掛っていた渡には関係ないことだろう

映画屋ＴＶ屋なんか基本的には冷たいもの。
呼ぶときだけは三顧の礼でも結果（興収や視聴率）が悪ければすぐに突き放す。
すぐに「もうあの人の時代は終わった」「あの人は当たらない」と陰口を叩く。
すぐに「コケ俳優」「コケ女優」と決め付ける今のねらーみたいなもんだ。
あるいはその映画を成立させる為だけにスター俳優の看板が欲しいだけだったりする。

渡もそういうのに利用されなくて結果的には良かったんだよ。

７０〜８０年代当時、映画出身のスターたちが自分のスターとしての格を保つために
どれだけ苦労していたことか・・・。
三船だって一時期は自ら三船プロ制作のＴＶ時代劇に出まくっていたし、勝もＴＶでまで
「座頭市」をやっていたし、錦之助もずっとＴＶだった。
当時は映画にＴＶに舞台に掛け持ちで出まくっていた俳優も多かった。

渡は「軍団」に立てこもる事で結果的にそういう苦労から解放されていた。
もともと渡は肉体的には病気に弱い面もあるし、余り外の仕事で酷使されずに済んだのは
結果的には幸いだったと思いますよ。
石原プロの現場だと周囲も無条件で渡を立ててくれるしね。後は毎日毎日決まった
時間にスタジオやロケに行って仕事をこなすだけ。
これが外の仕事だとさすがにそうはいかんかっただろうしね。