NRIがシステム開発の"上流工程"でも外注を活用
 NRIは11月中にも、システム開発で一定以上の品質を確保できるパートナ企業を
厳選し、従来は自社で行っていた作業を外注する方針を打ち出す。具体的には、
NRIが手がけた顧客のシステムを機能強化する際に、詳細設計やコーディングに
加え、用件定義や基本設計などの上流工程も全面的に任せる。
 NRIが新方針を打ち出した背景には、同社が1年ほど前から特定の外注先と連携して
品質管理に取り組んできたことがある。NRIと同レベルの品質管理基準を外注先に
採用してもらったり、NRIの品質管理担当者が外注先でのレビューや進捗会議に
出席してきた。その結果、アルゴ21やハイマックスなど数社は、上流工程も含めて
任せても問題ないと判断。今後は、こうした優良外注先を10社程度まで増やす。
 これにより、NRIは自社の要員を新規の開発案件に集中投入できる。外注先に
とっては、従来よりも利益率の高い上流工程の仕事を継続的に受注できるメリット
がある。
 
 出典:日経コンピュータ11/18号

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