中村鶴城著「琵琶を知る」(その元文献は薦田治子著「平家の音楽-当座の伝統」)の
受け売りですまん

1)中国から伝来した雅楽用の楽琵琶(かなりでかい)がまずあり
2)それをもとにストリート演奏に便利な様に琵琶法師が小型化(しかしまだかなり
でかい)、サワリをつけたのが平家琵琶。
3)室町末期に三味線が日本で流行し琵琶法師も演奏するようになったが、
江戸時代の琵琶法師間の抗争の結果、三味線演奏を禁じられた九州の琵琶
法師達が三味線(フレットレス楽器)音楽が弾ける様、柱(フレット)を高くして弦を
押さえる強弱で音程を変える事ができるようにしたのが盲僧琵琶
(そして三味線の様に?楽器もかなり小型化)。
4)薩摩の武士が愛用するようになり打楽器的側面を強めるように改造が進んで
薩摩琵琶となり、腹板が丸くなり、サイズもでかくなった。
(5)明治に入り、盲僧琵琶が薩摩琵琶、中国琵琶、三味線等を参考に新たに
つくられたのが筑前琵琶)