『オウム なぜ宗教はテロリズムを生んだのか』(島田裕己・著 トランスビュ
ー刊 P11―12) 
「オウムの事件に関連して一つ忘れられない出来事がある。
 それは地下鉄サリン事件が起こる前の年、1994年の7月中旬のことだった。
その時期、「コスモメイト」という宗教団体のことが話題になっていた。コスモ
メイトは女性問題や金銭をめぐるトラブルによって、マスコミから叩かれてい
た。そうしたなか、当時刊行されていた『宝島30』が、コスモメイトの教祖で
ある深見青山と麻原彰晃による対談を企画した。私はその対談の司会を依頼さ
れた。
 ところがオウム教団からは、麻原が病気なので、対談は秋まで延期してほし
いという申し出があった。今から振り返ってみれば、その時期、オウムは武装
化を進めていたことになるが、当時その事実は教団の外には明らかになってい
なかった。・・・
 (中略)
 松本サリン事件が起こったのは、その半月程前の6月27日夜のことだった。
猛毒のサリンによって7人の方が亡くなり、重軽傷者は144人におよんだ。」


↑なんと深見は松本サリン事件直後に麻原との対談をOKしていた!
深見が麻原の正体を見抜けず、高く評価していたことは疑いがない。
それにしても、松本サリンから半月後に対談を受けていたとはねえ・・・