氷河期世代、取り残されたまま 「3年で正社員30万人増」困難
深掘り 中川聡子
毎日新聞 2021/9/19 17:00(最終更新 9/19 17:00) 有料記事 2549文字


 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、就職氷河期世代支援の政府目標達成に黄信号がともった。

 政府は2019年12月、氷河期世代について「今後3年間で正社員を30万人増やす」という目標を掲げた。

 しかし内閣府によると、20年に正社員数はほとんど増えなかった。
 一方、他の世代をみると、コロナ禍でも人手不足を背景に正社員化が進み、新卒採用も堅調だ。

 政府がようやく重い腰を上げようとした矢先にコロナ禍に見舞われた「不遇の世代」は、
結局支援から取り残されたままだ。【中川聡子/くらし医療部】

つづく
https://mainichi.jp/articles/20210919/k00/00m/040/039000c