
菅首相、再び「コロナに打ち勝った証しの五輪」と発言 衆院本会議
https://mainichi.jp/articles/20210420/k00/00m/010/266000c.amp
菅義偉首相は20日の衆院本会議で、今夏の東京オリンピック・パラリンピックの開催について「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして実現する決意に何ら変わりはない」と述べた。首相は五輪開催の意義を「人類が新型コロナに打ち勝った証し」と説明してきたが、バイデン米大統領との首脳会談では「世界の団結の象徴」に変更していた。立憲民主党の緑川貴士氏への答弁。
五輪開催を巡っては、日米首脳会談の共同声明に「バイデン大統領は五輪を開催するための首相の努力を支持する」と盛り込まれた。緑川氏は「バイデン氏からは、開催すること自体への明確な支持の有無、選手団の派遣や開会式の出席予定などを含め具体的にどのような発言があったのか」と追及。首相は「会談では私から開催を実現する決意を述べ、バイデン氏から決意に対する支持を改めて表明してもらった。首脳会談のやり取りであり、これ以上の詳細は差し控えるが、私の発言や共同声明の関連部分は会談でのやり取りを踏まえたものだ」と述べるにとどめた。【田中裕之】