
店舗向けで、2020年に特に改善に取り組んだのが端末の「3面待ち」対応。
これまでは、店舗の端末でNFC Pay(Visaのタッチ決済)かカード(IC/磁気)のいずれかを選ぶいわゆる「2面待ち」が多く、利用時に「タッチ決済」「NFC」「カード」など利用者が支払手段を伝え、
店舗側がいずれかの支払手段を選ぶなど、運用上の課題となっていた。
3面待ちは、NFC(タッチ決済)でもICでも、「カードで(Visaで)」と伝え、店も端末で「クレジット」を選ぶだけで対応できるため、店舗のオペレーションと利用者のわかりやすさを改善できる。
この3面待ちの店舗が増えたことも、Visaのタッチ決済の利用拡大につながっているという。
また、タッチ決済対応を示す「アクセプタンスマーク」の店頭POPの配布にも力を入れたことで、都市部だけでなく地方でも利用が拡大。
利用者だけでなく店員の理解も広がり、広島・岡山などで展開するスーパー「エブリイ」などでも使えるようになった。