
「首相の器じゃない」菅首相は党内政局で頭が一杯 Go To停止で業界からの悲鳴も届かず
旅館の大型冷蔵庫には、すでに年末年始向けに大量の食材を発注。すでに一部は届けられている。
「年末年始は勝負と、借金をして仕入れしていました。GoToトラベルは35%が国の補助。お客様は増えたが、その35%を国に請求する事務作業が大変。そして、35%が約2か月後にならないと、振り込まれない。つなぎのお金を借りなければ、営業できないのです。菅首相はGoToトラベルの現場のことを本当に理解しているのか」(女将)
GoToトラベルの停止は、旅行とは関係ない業界にも影響を及ぼしている。
「これみてくださいよ」
大量の酒などの飲料が山積みされた東京都内の酒販卸会社の倉庫でこう店主が話す。
「GoToトラベル停止となれば、旅行業界ばかりが注目されます。しかし、うちはホテル、旅館などにも商品を納入しています。そこにお客様が来なくなると、商品の注文が止まってしまう。GoToトラベル停止の発表あってからは、年末年始にいただいていた注文のキャンセルはもちろん、返品を言ってくるホテルもあります。年末年始ですから、値段の張る日本酒やウィスキーなどの注文が多いのでよりダメージが大きい。戻された商品を見ると、涙が出ますね」
伊勢神宮で知られる三重県の水産業の経営者もこう途方に暮れる。
「年末年始は伊勢エビ、ウニ、カキなど高級食材の注文が1年で最も多い。それが、GoToトラベルの停止後は一気に注文が激減。温泉旅館からは100はあった注文が10以下に減りました」
冷凍庫には、出荷できない大量の高級海鮮があるという。
「もちろん、海鮮ですから賞味期限もある。売れなきゃ捨てるしかないでしょう。それにもお金がかかるんですよ。GoTo停止しておいて菅首相や二階幹事長らはこの時期でもステーキ会食といいご身分で、呆れましたよ」(同前)
ソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/441ea03278a38fdba6ea7e1a6ebc8dab957164ce