今年1〜5月の国内死者数は、統計学的な予測値を最大約6500人超過していた可能性があることが31日、国立感染症研究所などの厚生労働省研究班のまとめで分かった。超過死亡にはさまざまな原因での死者が含まれており、新型コロナ感染症の影響で死亡した人がどれくらい含まれていたか引き続き分析する。
 厚労省の人口動態統計によれば1〜5月の死者は国内で約59万人。この間に発表された、新型コロナウイルス感染症の死者は約900人だった。
 研究班が米国と欧州の2種類の手法で計算したところ、超過死亡は「313〜6547人」「208〜4322人」との結果が得られた。