
安倍晋三首相は29日の経済財政諮問会議で「日本の経済は100年に1度の危機とも言うべき厳しい状況にある」と述べた。「適切な経済財政政策をタイミングよく展開していけば、必ず経済を回復させていくことができる」と語り、閣議決定した2020年度の第2次補正予算案の執行を急ぐ方針を示した。
民間議員は行政やビジネスのデジタル化を「この1年で集中改革」するよう提言した。
会議では7月にまとめる経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)の方向性を議論した。首相は「新たな日常の定着、加速に向けてすでに見られ始めている日本社会の進化を元に戻さないことが重要だ」と語った。
2020年5月29日 19:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59764620Z20C20A5EA3000/