
感染拡大でも病床削減
地域医療構想 田村氏が撤回迫る
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2020-03-28/2020032801_04_1.html
日本共産党の田村智子副委員長は27日の参院予算委員会で、新型コロナウイルスのさらなる感染拡大に備え、医療体制の整備費用を国が負担するよう求め、
感染拡大のさなかでも病床を削減する地域医療構想の推進を自治体に指示する政府に対し、同構想の撤回を迫りました。
田村氏は、地域医療構想では、感染症患者を率先して受け入れる高度急性期や急性期の病床を5年後までに約20万床減らすよう求めていると指摘。
病床整備が切迫して求められているのに「4日付の通知では“構想を具体化できるところはしてほしい”とわざわざ指示している」と批判しました。
その上で、「構想は『財政再建のための医療費抑制』の話から始まっている。イタリアなど新型コロナによる死者が多い国・地域では緊縮財政で医療体制が弱体化していたとの指摘がある。
非常時に救える命を救えない医療体制にするわけにはいかない」と強調。「構想を見直すべきだ。せめて新型コロナが完全に収束するまで停止するべきだ」と主張しました。
厚労省の424病院再編リスト 地方から猛反発
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-10-30/2019103001_01_1.html 2019年10月30日
地域医療を担ってきた公立・公的病院の再編・統合を迫る安倍政権の強引な計画に、自治体や医療関係者から猛烈な批判があがっています。
発端は、厚生労働省が9月に突然、「再編や統合の議論が必要」とする公立・公的病院など424病院のリストを公表したことです。
批判の強さに慌てた同省は全国7カ所で釈明の「意見交換会」を開催する事態となっています。