
小泉環境相に聞く、“ステーキ”と“地球温暖化”の関係は?
訪問先のニューヨークで「毎日でも食べたい」と語り、初日からステーキ店を訪れ
た小泉環境大臣。国連などの機関は、ステーキの原料となる牛などの家畜が地球温暖
化に与える影響を指摘しています。地球温暖化対策の旗振り役とも言える小泉環境大
臣に、“ステーキ”と“地球温暖化”の関係を聞きました。
JNNは22日、気候行動サミットなどに出席するため滞在中のニューヨークで、
ステーキ店を訪れる小泉環境大臣の様子を伝えました。
小泉環境大臣は学生時代、ニューヨークにあるコロンビア大学の大学院で学んだ経
験があり、到着早々、馴染みのあるニューヨークでステーキを楽しみました。
「毎日でもステーキが食べたいと話していた小泉環境大臣、初日の夜から早速、高
級ステーキ店です」(記者)
国連などの機関は、牛などの家畜を放牧する土地を増やすために森林伐採が行われ、
二酸化炭素を吸収する森林が減少していることや、牛がゲップやオナラとして排出す
るメタンガスが地球温暖化に大きな影響を与えていると指摘しています。
Q.何か食べたいものは?
「ステーキ。やっぱりステーキ食べたいですね」(小泉進次郎 環境相、22日)
Q.ステーキはいつ?
「毎日でも食べたいね」(小泉進次郎 環境相、22日)
そこで24日、小泉環境大臣が食べた“ステーキ”と“地球温暖化”対策について
大臣としての考え方を聞きました。
Q.「毎日でも食べたい」とおっしゃって、初日も行かれたステーキだが、家畜と温
室効果ガスの話はいろいろなレポートが出ているが、大臣は毎日でも召し上がりたい
とおっしゃっていたが、この辺り、どういうふうに整理されていますか?
「これはね、だからと言って、私ベジタリアンになるとかビーガンに、ということ
は、さすがに私は無理だろうなと思いますし、だからこそね、この気候変動の問題と
いうのは、一人一人取り組み方ってあると思うんです。だけど私は今、質問されてあ
りがたいなと思ったのは、こうやってステーキと気候変動、この質問って今までなかっ
たと思いません?なので、これがまずニュースになるんだったら、それだけでも日本
の中でのこの環境問題ってのを考えるいいきっかけになるなと思いますね」(小泉進
次郎 環境相、24日)
小泉環境大臣は、自身がステーキ店を訪れたと伝えられたことを、「ニュースにな
るのなら、環境問題を考えるいいきっかけになる」と語りました。そこで改めて気候
変動問題への対応を所管する環境省のトップとして「毎日でも食べたい」と話した真
意と、環境大臣として“ステーキ”と“地球温暖化”対策の関係をどう整理して考え
ているかを尋ねてみました。
Q.温室効果ガスを削減するという環境省のトップとして、大臣としてどういうふう
にお考えですか?毎日でも食べたいとおっしゃっていたことと。
「毎日でも食べたいということは毎日でも食べているというわけではないです。で
も、好きなもの食べたい時ありません?」(小泉進次郎 環境相、24日)
Q.そういうことを伺っているのではなくて、環境大臣としての整理をどういうふう
に考えられているのか?
「じゃあ、みんなにばれないようにステーキ食べている方が、うそくさくないです
か?」(小泉進次郎 環境相、24日)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3787446.html