◆移民法、水道民営化…2つの悪法に共通する“竹中平蔵利権”[日刊ゲンダイ 2018/12/07]
 「入管法改正案」…「水道法改正案」…2つの悪法には共通点がある。ともにウラには、あの竹中平蔵東洋大教授が出てくるのだ。
 改正による受け入れ拡大が大きな“追い風”になる団体がある。「一般社団法人 外国人雇用協議会」(東京・港区)だ。
 『そもそも、外国人労働者の受け入れ拡大の動きが具体化したのは』2016年3月。
『当時、慶応大教授だった竹中氏が』有識者議員として出席した国家戦略特区諮問会議で、早急に検討を行う方針が示されたのがきっかけだ。
 協議会は『翌4月』、日本語やビジネス習慣に通じた質の高い外国人の育成や環境整備などを目的に『設立』。
『受験料8000円の「外国人就労適性試験」も手掛け』、今年9月の第1回試験には、留学生ら327人が受験した。
 『改正法成立は協議会や加盟企業にとって大きなビジネスチャンスにつながるだろう』。
『その顧問に宮内義彦オリックスシニアチェアマンらとともに名を連ねているのがナント! 竹中氏なのだ』。
 自分が提案した政策で“潤う”業界、団体の重役に就くなんて、これぞマッチポンプだ。