辛い思いをする人、痛みをこうむる人がいて経済全体プラスになる
格差を問題視すると日本経済は危なくなる

竹中 僕はニューヨークの5番街がすごく好きなんです。ミッドタウンから北のほうに向かって行くと、そこには人生と社会の縮図があります。
このストリートに住むこともできるし、あちらのストリートに住むこともできる。それはあなた次第ですと。そこには生活の違いがあります。でも日本人は…。

幸田 格差って言いますものね。そんな違いがあったら格差だって(笑)。

竹中 住むストリートが違うどころじゃなくて、それこそ1メートル離れているだけでも格差だって言うでしょう(笑)。

確かに競争が厳しくなると、辛い思いをする人が出てくる。しかし、結果的に社会全体としての雇用は増えている。

幸田 新たに職を得られる人が出てくるわけですからね。

竹中 痛みをこうむる人もいれば、必ずメリットを受ける人がいて、経済全体としてはプラスの効果を間違いなく受けている。
そういう社会を考えないといけない。(※引用はここまで)

http://editor.fem.jp/blog/?p=407