ここで、エッセイストの犬山紙子氏が「年収と韓流感のあるルックス、どちらが大事ですか?」と尋ねると、
Yさんは「すっごい……、あ〜……」と呟いたきり考え込む。続けて、荒川氏が
「逆に、秋葉原系で、アイドルを追っかけている独身男性の活動には理解があったりするんですか?」と聞くと、
Yさんは一言も発しないまま考え込んでしまった。

 犬山氏が「世帯年収600万円で生活している人はたくさんいますが、2000万円という高い年収を求める理由はなんですか?」
と質問すると、Yさんは「この年齢なので今さら生活のレベルを落とすのは結婚する意味がない。
今この状況で結婚したい条件を話す時には、年収しかこだわるところがなくなってきている。
やっぱり夫婦同士でお金のことで悩みたくない。自分の今までの生活を崩さずに、それ以上と考えるとそうなってしまう」と説明した。


 ブランド物が好きなわけではないが「今月いくら使った」ということを、今まで通り、考えない生活をしたいというYさん。
早稲田大学教授で恋愛学者の森川友義氏は「今48歳で、その半分として24歳。
24歳のときの恋愛における市場価値を100点満点で表すと、何点くらいだと思います?」と質問。

 すると、Yさんは「私は32歳が1番良かったので。100点満点は32歳だった。1番お声をかけていただいた時期ですね」とコメント。
ここで森川が「じゃあ、今48歳での市場価値は?」と再度質問すると、Yさんは「20点や10点くらいじゃないですか?」という。

 Yさんの回答を聞いた森川氏が「恋愛均衡説という考え方は、だいたい相手の価値と自分の価値は均衡します。
32歳のときは100点満点の相手と付き合えた。でも、今は20点くらいの人としか付き合えない。どう思いますか?」
とさらに質問を投げかけると、Yさんは「いやだぁ〜」と両手を重ね合わせて驚き。

 ヒアリングタイムが終了し「私は美容家なので、仕事関係は女性ばかりですし、どこで異性と出会えばいいのか本当に分からない」
と弱気になるYさん。そんなYさんにエッセイスト・犬山氏は「ホームパーティーを開いて、いろいろな方を連れて来てもらうのは?」
と提案。Yさんの得意料理は薬膳料理だという。犬山氏は「薬膳パーティーを開けばいいんですよ!」とアドバイスし、
Yさんから笑顔が溢れた。