大学進学のための400万円の借金は果たして異常か?
◆今の奨学金問題を表した典型例…『奨学金は住宅ローンに次いで「人生で2番目に大きな借金」』。数百万円という莫大な借金を抱えたまま、社会に出ていく大学生、約20年かけて返済
 小室圭の場合は、本人ではなく母親の借金だが、息子の大学費用に使われたと週刊誌では報道されている。
 『若者の借金400万円が異常か?今や、大学進学者では当たり前で、アメリカと同じ状況に近くなってしまった』。
 ▽アメリカの学生ローン…学生の7割が組んでいる、平均3万5000ドル(『約390万円』)
◆[日本学生支援機構]
 ▽奨学金を利用する学生…2.6人に1人[2013年度]
 ▽『抱える負債…平均約340万円(利息含まず)』[2015年3月満期]
 ▽返済者の54.9%…年収300万円未満[2014年度]
◆貸与者(=教育ローン。返済不要な給付型ではない)
 ▽1998(平成10)年度…48万5000人 ▽2014(平成26)年度…133万6000人(『学生の2人に1人』)
 ▽借りている人…52.5% ▽平均貸与額…295.5万円
 ▽奨学金の返済の延滞または猶予者…約48万人
◆2014年度末時点
 ▽奨学金を1日以上延滞…約32万8000人 ▽『滞納額…898億円』