
1990年代に合同結婚式で注目された宗教団体「統一教会」(世界基督教統一神霊協会)が今、
佐賀県唐津と長崎県対馬から韓国へとつながる海底トンネルを掘り始めている。
この「日韓トンネル」は、佐賀県の東松浦半島(唐津)から壱岐(いき)、対馬を経て、
韓国の巨済島(きょさいとう・コジェド)、そして釜山(プサン)に至る計画である。全長は約230km。
しかも、朝鮮半島に上陸した日韓トンネルは、「国際ハイウェイ」としてソウルを経由した後、なんと北朝鮮、
中国、そしてアジア諸国までを結ぶのだという……。
統一教会系の財団である「国際ハイウェイ財団」は、すでに佐賀県唐津市、そして対馬、壱岐に広大な
土地を取得。唐津はすでにかなりの掘削が進み、より国境に近い対馬でも、この6月から作業が始まっている。
(中略)
そして、統一教会の創立者であり、この構想の立案者であった文鮮明(ぶんせんめい)氏(1920〜2012)の
遺志を受け継ぐのが、国際ハイウェイ財団の大江益夫理事長だ。彼は、現在の日韓関係の悪化について、こう語る。
「今起きていることはどうってことない問題です。日韓の問題というのは、政府と政府の問題。
国のトップが代われば、状況も変わるというもの。日韓トンネルは、人と人を結びつけるものです。
人と人の交流が始まれば、状況は良くなっていくものです」
大江理事長によれば、最終的には日韓トンネルの起点は福岡になる予定だという。これが完成すれば、
1988年に開通した青函トンネルの53kmや、1994年に完成した英仏海峡トンネルの49.2kmよりも長い、
世界最長の海底トンネルとなる。
日韓関係の改善を祈り、文鮮明氏の遺志を守り、そして日韓両政府の国家プロジェクトとなることを願って、
巨額の寄付金を集めてトンネルを掘り続ける統一教会。このあまりにピュアな思いは、どこにたどりつくのか――。
[2014年09月12日]日韓関係を改善せんと、統一協会が掘り始めた世界最長“日韓トンネル”は本気だった! - 週プレNEWS
http://wpb.shueisha.co.jp/2014/09/12/35605/