警視庁公安部上尾分室
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0645名無しピーポ君
2008/09/10(水) 06:33:28>■宮台真司(首都大学東京准教授) 公安思想
>「近代社会の自由の中には自由な社会を転覆する自由も含まれてしまいかねない
>場合によっては法の外に出たとしてもこの自由な社会を守る為に必要なことをする
>それが国民の為に尽くす事になる」
『この思想の本質的欠陥』
これは公安警察の場合によっては法の外に出る活動、すなわち非合法活動を国家に支持させる根拠となる思想である。
この思想の欠陥は @に民主主義を否定している事 Aに法治主義を否定している事 Bに国民主権を否定して運用
せざるを得ないことである。わが国において公安警察自体を国家と規定するならば、これは国家自ら憲法を否定する
ことを意味している。それが「国民の為に尽くす事」にはならないのは言うまでもない。国家自ら憲法を否定すること
の是非は議論に値しない。かかる説が学説としての地位を持ち得るかはともかく、現実への無知より発するといわざる
を得ない。
しかし、議論に値しないにもかかわらず、公安警察による非合法活動は現実に行なわれている。それどころか、この
論理を大義名分に公安警察による犯罪が日常的に行なわれているのがわが国の実情である。
自由な社会を守る為に必要悪として非合法活動を行う権限を、もし公安警察に付与するとするならば、その活動は厳重
に管理されなければならない。しかしわが国にはその制度が存在しない。国家自ら憲法を否定するのであればこそ、
国民の賛同が得られるはずは無く、その為の制度など持ちようが無いからである。「厳重に管理されている」と言うの
は、非合法活動を行っている公安警察の言によるしかない。
公安警察の「厳重な管理」とは、行った犯罪を隠し通すことでしかなく、これが公安警察による犯罪が日常的に行なわ
れるに至った制度上の理由である。
「自由な社会を転覆する自由を制限」する方法は例外なく法治主義をもって行なわれなければならず、法治主義をもっ
て足りるのである。わが国では国家自体が憲法の尊守も法治主義の徹底も出来ないのが現実なのである。
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