アバングランド購入層は、扱いやすく本物の音が手軽に出せるモデルを探しているピアノ経験者で
生グランドの8割程度の音量を常時出せ、ヘッドホンもあまり必要としない人達。
海外でこの楽器が「新しいグランドピアノ」として受け入れられている背景には恵まれた住宅環境があると思う。
アバングランドの作りもそんな使い方に合わせたもので、演奏の録音もラインアウトではなくマイクを立てて収録される。

ポイントはこの楽器を「ボリューム調節できるコンパクトな生グランド」として楽しめるかどうか。
いつまでも「高級デジタルピアノ」とか「どうせ中身は基板」とか言ってる人達には
グランドアクションもモダンなクローム金具も黒鏡面仕上げ筐体も箱鳴りの再現も立体的なスピーカー配置も必要ない