「で、あんた何?」
「……(LISP)……」
「え、何?」
「……(だから (LISP))……」
「かっこ何?えっと、ていうかかっこでくくるなよ・・って、ああ。なるほどLISPか」
「……( はい そうです )( お客様 ( ご注文 は ?) )……」
「微妙にLISPの文法じゃなくね? 言葉で分かち書き表現しないでくれよ、間がタルいなあ」
「……(注文)……」
「うう。んじゃ、コーヒー。あ、それとこの正規表現パスタって奴ひとつ」
「peculiar error: " ザイコ ガ アリマセン!! "」
「MSX BASICみたいな応答を返すな。コーヒーだけでいいよ、もう」

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「……( 店長 ( つかれます ( LISPちゃん と いう ( キャラクター ) ) )」
「括弧がたりない! そんなことでLISPerの心を捕まえられると思うな!」
「……( funcall 辞表 提出 )」
「お、おい。待って。君がやめたらもうトロいRubyちゃんと何書いてるか判らないPerlちゃんしか残らな――」
「……(nil)」