>>593, 610

danのblogでも少し前に話題になってたと思うんだけど(探すの面倒くさいんで自分でやってね)、

Perl4まではPerlでも連想配列 (Associative Array)と呼んでいた。
連想配列という言葉は、この「Associative Array」という語に
対応したもの。この時点ではハッシュは関係ない。
PerlのAssociative Arrayは直接には awkのそれからきたものだと
思われるけど(awkでも Associative Array = 連想配列と称される)、
多分 IconとかSnobolの表が祖先じゃないかと思う。

で、Perl5.000になった時点で、Larry Wallが「Associative Arrayってさ
長いから書くのも読むのも面倒じゃん、Hashって呼ぶことにしようよ」
ということで呼称がハッシュに変わったのね。で、それはAssociative Array
を実現するのにハッシュ法を使っていたから。

Programming Perl (第一版 赤本ね)には実際次のような記述がある(訳本の37ページ)。

1.5 連想配列
この章の最後を締めくくる話題は連想配列(associative array)である。
(略)
連想配列は、添え字として任意の文字列を指定できるという点を除けば、
普通の配列と何ら変わらない。連想配列から得られたエントリは文字列で
あってもよいので、任意の文字列の対をたがいに関連づける(associate)ことが
可能である -- これが連想配列(associative array)と呼ばれる理由である。


呼称をハッシュに変えた理由も、Programming Perlの第二版(青本の分冊になっていない方)に書かれていたと思うんだけど、本が見つからなかったので
紹介できん。スマン。