0 dB = 160 nWb/m のメーターはほぼ VU (ピークでない)メーターで、
ピークメーターでは 0 dB = 200 nWb/m 以上が多い。
IEC 規格では 0 dB = 250 nWb/m 315 Hz 。
0 dB = 250 nWb/m のピークメーターと 0 dB = 160 nWb/m の VU メーターでは
正弦波では VU メーターの方が約 4 dB 大きな値を示すが、
これは正弦波の場合の話であって、音楽信号だと大略同じくらいに振れる。
つまり信号によって振れ方が異なるので気を付けなければならない。

VU メーターは人間が感じる音量の感覚に近く、左右のバランスをとるのには向いているが、
クリップの監視は無理(だからピークインジケーターというものがある)。
一方ピークメーターは波形のクリップを監視するのに向いているが、
人間の音量の感覚とはずれているので、これで左右のバランスを合わせてはいけない。