ヘッドホンSony | MDR-CD900ST とCURRENTのキューボックスは高音部にやや癖があるので、この2つを組み合わせると、高域がきつい印象があるのも否めないのは確かです。

しかしソニーミュージックスタジオが独自に開発したキューシステムがあるんですが、これは本当に素晴らしい音をしています。

聞くところによると、このキューボックス【CSM-2000】は、ヘッドホンSony | MDR-CD900STに合わせて音質をチューニングしているそうです。

ですからソニーミュージックスタジオで聞くMDR-CD900STはとても聞きやすく、良い音をしているんですね。

ヘッドホン特有の固いシャリシャリ気味の音が、このキューボックスを通して聴くととてもナチュラルで、長時間聴いていてもまったく耳が疲れません。

MDR-CD900STに限らず、ゼンハイザーHD580やHD650を通しても素晴らしい音質で、どんなヘッドホンでも聴いても、定位感や高音部・低音部の伸び、奥行き感があります。

それが変に作られた音ではなく原音に忠実で、しかも高級感のある音質です。

このSony Music Studioオリジナルのキューボックスは残念ながら一般はもちろん、業務用としても発売はしていません。もし売るとしても部品など良いものを使っているらしく、とてもお金がかかっているそうで、相当高額になるということです。
http://www.ones-will.com/blog/recording/10937/