クマと戦おうとするなよ。
オレはかつてヒグマと遭遇したことがある。
あいつはオレを見るとかかってこいよ、と顎で挑発した。その時は怒りに任せて裏拳を当てた。よろめいたヤツに下段から正拳を叩き込み勝てた。
翌日ヤツはリベンジに来た。爪は使わない、かかってきな、と目で合図してきた。
オレは上段回し蹴りを打ち込もうとしたがヒグマはそのままぶちかましをしてきて倒れて動けなくなったオレに手を差し伸べてきた。
友情が生まれたんだ。
その日はそいつの子熊を焼き肉をして2人の友情を祝ったもんだ。
ヒグマは人とわかりあえる。