物心付いた頃から両親の山仕事を見て育った。3歳の時、家まで1時間かかる下り道を
先に帰れと言われて不安ではあったが夕日を見たり川のせせらぎを耳にして帰宅し、
これが習慣となった。俺の単独の元はここにあるように思う。親父からは木の倒し方
と鎌の使い方を学んだ。山に入る時は鋸と鎌を持つ。大勢の人が居る時避けるだけで
邪魔に思ったことは無い。相棒とも登るが単独が多くなった。