2019年6月11日 21時36分
秋田県由利本荘市で9日、タケノコ採りに出かけたあと、行方がわからなくなっていた68歳の女性が11日夕方、山のふもとで見つかりました。警察によりますと、女性にけがはなく、体調も問題ないということです。

秋田県由利本荘市に住む高野榮一さん(70)と、妻のナリ子さん(68)は9日、市内の鳥海山にタケノコ採りに出かけたあと行方がわからなくなり、10日に山の中で夫の榮一さんが倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。

一方、妻のナリ子さんの行方はわからず、警察と消防が捜索を続けていたところ、11日夕方、2人が山に入った場所から北東に3キロほど離れたふもとにある農業用ハウスの近くで、ナリ子さんが座っているのを近所の人が見つけ、警察に伝えたということです。

警察によりますと、ナリ子さんにけがはなく、体調も問題ないということです。

ナリ子さんは山の中で2晩過ごし、「道に迷ったが、沢に沿って下り、山を抜けることができた。食べ物は持っておらず、沢の水を飲んでしのいだ」と話しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190611/k10011949081000.html