鶴岡市の沢で15日午後、渓流釣りに来ていた60代の男性2人が心肺停止の状態で倒れているのが見つかりました。

警察や消防によりますと、15日午後2時半ごろ、鶴岡市大鳥の山中の沢で、60代の男性から
「一緒に釣りをしていた仲間が川の中で動けなくなった」と警察に通報がありました。
秋田県から防災ヘリコプターが救助に向かったところ、60代の男性が川の中で沈んでいるのが見つかりました。

男性はすでに心肺停止の状態で、体の一部が岩に挟まっているとみられ、
救助隊はいったん撤収し、16日朝、再び救助に向かうことにしています。

また、近くの川岸でも、別の60代の男性が倒れているのが見つかり、同じく心肺停止の状態だということです。
3人は、茨城県から一緒に渓流釣りに訪れていて、通報した男性は、
「仲間が川の中で岩に挟まってしまい、残る2人で助け出そうとしたが、
引き揚げられなかったので自分が下山して通報した」と説明しているということです。

現場の川は、幅がおよそ2、3メートルで、深さは大人の胸の高さほどあったということで、
救助隊が駆けつけた当時、流れは比較的速かったということです。